「アウディTT」に最強グレード「RS」追加

2009.06.02 自動車ニュース

「アウディTT」に最強グレード「RS」追加

独アウディAGは、コンパクトクーペ/オープンの「TT」シリーズ最強となる「RS」グレードを、ラインナップに追加した。

■伝統の5気筒復活

既報のとおり、2009年ジュネーブショーに出展された「TT RS」が、本国で正式デビューを果たした。クーペ、オープン、両方に設定。「RS」シリーズを手がけるクワトロGmbHが開発を担当し、先に発表された「TTS」を大きく上回るパフォーマンスが与えられる。

注目は搭載エンジンで、アウディとしてはひさしぶりの、新開発5気筒エンジンが採用された。「アウディ・クワトロ」(ビッグクワトロ)をはじめとする、歴代スポーツモデルにも多く採用された実績を持つ5気筒は、アウディモータースポーツの伝統を語るうえで、欠くことのできないユニット。

2.5リッター直噴ガソリンの直5エンジンは、ターボチャージャーで過給され、340psと45.9kgmを発生。コンベンショナルな6段のマニュアルトランスミッションが組み合わされ、クワトロシステムを介して4輪を駆動する。
0-100km/h加速は4.6秒(クーペ)、最高速度は280km/hに達するという。ハイパワーとともに省燃費も考えられる昨今のトレンドどおり、クーペモデルは10.9km/リッターという燃費値が示される。

サスペンションは基本形式こそTTと同じものの、各部を専用にチューニング。特にリアダンパーは新開発のものが与えられるなど、手が加えられた。
ニュルブルクリンクでセットアップされたこの足まわりは、乗り心地に優れ、さらにダイナミックなハンドリングを実現するという。なお、オプションでアダプティブダンパーの「アウディマグネティックライド」も選択できる。
標準で備わるESPは、その機能を段階的に解除することができ、多少のホイールスピンなどを許容しスポーティな走りが実現できる「スポーツ」モードに加え、トラクションコントロールやエンジンの出力制御などをすべてカットするモードも持つ。

デザインも当然、他のモデルと差別化されたスポーティな装いとなっている。フロントマスクのシングルフレームグリルは、マットなアルミで縁取られ、グリル左右には大きなエアインテークが備わる。サイドシルは大きく張り出したデザインで、大型のリアスポイラーが固定されているのも特徴的。

現地価格は、クーペが5万5800ユーロ、ロードスターが5万8650ユーロ。(参考:TTSクーペは4万5700ユーロ)
日本導入については未定とのこと。

(webCG 本諏訪)

 
「アウディTT」に最強グレード「RS」追加の画像
横置きされる、新開発の2.5リッター直5エンジン。TTの他のモデルは直4とV6を搭載するため、スペース的に厳しい5気筒は、できるかぎりコンパクト化された。
横置きされる、新開発の2.5リッター直5エンジン。TTの他のモデルは直4とV6を搭載するため、スペース的に厳しい5気筒は、できるかぎりコンパクト化された。
 
「アウディTT」に最強グレード「RS」追加の画像
ホイールは標準で18インチだが、オプションで19、20インチも選択可能。ブレーキディスクはフロントに370mm、リアに310mmという大径のドリルドローターが与えられ、軽量化を狙ったアルミ製のキャリパーが装着される。
ホイールは標準で18インチだが、オプションで19、20インチも選択可能。ブレーキディスクはフロントに370mm、リアに310mmという大径のドリルドローターが与えられ、軽量化を狙ったアルミ製のキャリパーが装着される。
左右4本出しのレイアウトを採るTTSとは違い、マフラー出口は左右にそれぞれ1本ずつ設けられた。
左右4本出しのレイアウトを採るTTSとは違い、マフラー出口は左右にそれぞれ1本ずつ設けられた。
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