第93回:【Movie】これが大矢流「ほのぼの観戦術」だ! ご近所で野次馬ミッレミリア。

2009.05.30 エッセイ

第93回:【Movie】これが大矢流「ほのぼの観戦術」だ! ご近所で野次馬ミッレミリア。

世界一美しいといわれるカンポ広場。
世界一美しいといわれるカンポ広場。
ゾクゾクとヒストリックカーがやってきます。
ゾクゾクとヒストリックカーがやってきます。
イタリア軍からのエントリー「アルファ・ロメオ “マッタ”」。
イタリア軍からのエントリー「アルファ・ロメオ “マッタ”」。

エグゾーストノートに誘われて

イタリアでは今年も、2009年5月15日から17日にかけて、ブレシアを基点に1000マイルの道のりを走るヒストリックカーレースイベント「ミッレミリア(Mille Miglia)」が開催された。ボクが住む街シエナは、昔からの通過地点。毎年、開催2日目の土曜日に参加車両がやってくる。

長年浅草に住んでいる人が「サンバカーニバル」をどう思っているのかは知らないが、皮肉なもので舞台となる街に住んでいると、年々ありがたみが薄れてくる。ましてや4年前に実際にナビゲーターとして参加し、肉体的にも精神的にも疲労困憊した経験が今も生々しく思い出され、もうミッレミリアの「ミ」の字も見たくないと思うこともある。

しかし悲しきかな、乗り物好きであることは生涯変わらない。朝ローマを出発した参加車が到着し始める昼ごろになると、「近所だし、いっちょ行ってみますか」と腰を上げるのが毎年の常だ。
今年も煉瓦の街に響くエグゾーストノートに誘われるまま、歩いて5分ほどの広場にふらふらと向かってしまった。

377台が並ぶ参加リストのなかで目立つのは、今年もメルセデスの「300SL」である。これは毎年メルセデスがスポンサーを務めており、自社の所有車も走らせていることが背景にある。

珠玉といわれるさまざまなフェラーリやマセラーティもやってくる。いずれも、これまでメディアを通じて、たびたび伝えられてきたクルマたちだ。しかしそうした“スター”以外に、楽しくほのぼのとしたモデルも現れては人々を楽しませてくれる。
日本では伝えられる機会が少ない、そうしたクルマたちが舞い込んでくる様子を中心にお伝えすべく、今回はビデオ片手に広場で待ち構えた。

(文とビデオ=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA)

「フィアット1100TV」も人気。
「フィアット1100TV」も人気。
第93回:【Movie】これが大矢流「ほのぼの観戦術」だ! ご近所で野次馬ミッレミリア。の画像

【Movie】カンポ広場は、ヒストリックカーにとって難所!?

「シトロエン・トラクションアバン」
「シトロエン・トラクションアバン」
「フィアット600」
「フィアット600」

【Movie】珍しいクルマがゾクゾク通るなか、目を引く観覧者も

「ルノー4CV」
「ルノー4CV」
イタリアの国家警察の道路警備隊の「アルファ・ロメオ1900」も参加。
イタリアの国家警察の道路警備隊の「アルファ・ロメオ1900」も参加。

【Movie】シエナの街を通りぬけるクルマたち

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。