【スペック】全長×全幅×全高=4360×1695×1495mm/ホイールベース=2600mm/車重=1140kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(140ps/6200rpm、17.5kgm/4000rpm)/燃費=16.6km/リッター(JC08モード)/価格=212万円(テスト車=236万5648円)

トヨタ・カローラ フィールダー1.8S“AEROTOURER”(FF/CVT)【試乗記】

ライバルは「ハチロク」!? 2012.11.24 試乗記 トヨタ・カローラ フィールダー1.8S“AEROTOURER”(FF/CVT)
……236万5648円

「若々しくダイナミックなワゴン」が「カローラ フィールダー」のテーマ。その中で最もスポーティーに仕立てられた「1.8S“AEROTOURER”」は、世が世ならスポーティーカーだった!? 箱根を目指した。

5ナンバー枠の功罪

「トヨタ・カローラ」のステーションワゴン版である「フィールダー」に乗るのは初めてだけれど、今年の初夏に乗ったセダン版の「カローラ アクシオ」、あれの1.3リッター版には「おおっ」と思った。
ふんわり軽い乗り心地、懐の深いハンドリング、音はパッとしないけれど黙々とパワーを供給する“黒子”エンジン……。あまり期待しないで乗ったら、ちょっと前のフランス車みたいな味わいがあった。

それでも「おおっ」が「おおっ、イエーイ!」にならなかったのは、外観のデザインが残念だったから。さすがにここまで枯れた雰囲気だとさびしい。そしてそのさびしさは、フィールダーでも同じだった。
すでに報道されているように、新型カローラのフロアパンは「ヴィッツ」などに使われているものをベースにしており、従来型に比べてアクシオで5cm、フィールダーで6cm、全長が短くなっている。それは別に悪いことではないけれど、全幅1700mm以内という5ナンバー枠のサイズにこだわった。これも悪いことではないけれど、それでいて後席スペースや荷室など、室内空間は広がっている。

サイズが小さくなったのに車内が広くなることは、もちろん悪いことではない。けれども、サイズを小さくしつつ室内空間を広げようとすると、デザインにしわ寄せがくる。キャラクターラインだとか抑揚のある面構成だとか、しゃれたことは言ってられなくなる。
結果、体が大きくなったのに小さい洋服を着ているような、ぱっつんぱっつんの窮屈なルックスになった。お兄ちゃんのお下がりの学生服を無理やり着せられて、つんつるてんになっている感じだ。

全幅1700mmにこだわらず、もう少しのびのびとした学生服を着せてあげればもっとすてきなのに……。そんな思いと、でも幅が狭いほうが日本では使いやすい、という思いがバトルする。バトルの結果は、「のびのび」の優勢勝ち。
自分としては、クルマのデザインをあきらめてしまうのは寂しい。自分のダサさを少しでもクルマに補ってほしいし、排気量さえ2000cc以下なら幅が5ナンバー枠を超えたって税金は変わらない。
そんなことを考えながら、140psの1.8リッターエンジンを搭載する「カローラ フィールダー1.8S」に乗り込む。

「カローラ フィールダー」には1.5と1.8が設定される。今回試乗したのは後者の「1.8S“AEROTOURER”」というグレード。フロントスポイラー&リップスポイラーなどのエアロパーツやフォグランプが備わる。
「カローラ フィールダー」には1.5と1.8が設定される。今回試乗したのは後者の「1.8S“AEROTOURER”」というグレード。フロントスポイラー&リップスポイラーなどのエアロパーツやフォグランプが備わる。
1.8リッターモデルではステアリングとシフトノブが革巻きになり、インパネ中央部にカーボン調のパネルが用いられる。いかにも“走りそう”なインテリアだが、色の設定が黒1色というのは少しさびしい気も。
1.8リッターモデルではステアリングとシフトノブが革巻きになり、インパネ中央部にカーボン調のパネルが用いられる。いかにも“走りそう”なインテリアだが、色の設定が黒1色というのは少しさびしい気も。
“AEROTOURER”では、エアロパーツがボディーの下端をぐるりと1周する。ルーフレールは全グレードで3万1500円のオプション。
“AEROTOURER”では、エアロパーツがボディーの下端をぐるりと1周する。ルーフレールは全グレードで3万1500円のオプション。

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