新型フェラーリ「カリフォルニア」&「599XX」、日本でお披露目

2009.05.11 自動車ニュース
「フェラーリ・カリフォルニア」
新型フェラーリ「カリフォルニア」&「599XX」、日本でお披露目

新型フェラーリ「カリフォルニア」&「599XX」、日本でお披露目

フェラーリ・ジャパンは2009年5月9日、新型スポーツカー「フェラーリ・カリフォルニア」とサーキット限定のレーシングモデル「599XX」を日本で初めてお披露目した。


新型フェラーリ「カリフォルニア」&「599XX」、日本でお披露目の画像

新型フェラーリ「カリフォルニア」&「599XX」、日本でお披露目の画像
カリフォルニアの心臓。F430の4.3リッターユニットに比べ最高出力は30ps劣るものの、トルクは1.6kgm大きい。
カリフォルニアの心臓。F430の4.3リッターユニットに比べ最高出力は30ps劣るものの、トルクは1.6kgm大きい。

■初ものづくしで初登場

既報のとおり、2008年秋のパリサロンで発表された「フェラーリ・カリフォルニア」が日本デビューを果たした。

1957年生まれの名車「フェラーリ250GT カリフォルニア」のイメージを受け継ぐという新型は、リトラクタブルハードトップが特徴。同社にとっては、MRの「F430スパイダー」と並ぶ、オープンスポーツモデルとなる。
全長×全幅×全高=4563(+51)×1902(−21)×1308(+74)mmで、ホイールベースは2670(+70)mm。F430よりは若干大きめ、といえるボディサイズだ。(カッコ内はF430との違い)
肝心のルーフは、軽量なアルミ製となっており、14秒で開閉可能。オープンボディでありながら、既存のスパイダーモデルを上回るボディ剛性を有するという。

V8ユニット搭載モデルとして、初のFR方式をとるのもニュース。ただし、ギアボックスはリアに配置され(トランスアクスルレイアウト)、前後重量配分を47:53とする。
そのエンジンは新開発の直噴式で、460ps/7750rpm、49.0kgm/5000rpmを発生。F1スタイルのパドルシフトをもつ7段のデュアルクラッチ式トランスミッションを介して、0-100km/h加速を4秒でこなし、そのまま310km/hの最高速まで加速できる。
足まわりも新設計だ。フロントがダブルウィッシュボーンで、リアがマルチリンク式。カーボンセラミック材のローターを備えるブレンボ製ディスクブレーキは標準で備わる。

かような新型フェラーリの価格は、F430スパイダーより395.0万円安い、2360.0万円。すでに受注は始まっており、オーナーのもとには初夏にデリバリーされる予定。しかし一年ぶんのウェイティングリストは、すでに埋まってしまったとのことである。

「フェラーリ599XX」
「フェラーリ599XX」
徹底的にレーシーなインテリア。
徹底的にレーシーなインテリア。
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■2匹目のモンスター

カリフォルニアと同時に、サーキット限定のレーシングマシン「フェラーリ599XX」も公開された。
こちらは、「エンツォ」ベースの“モンスターフェラーリ”「FXX」と同様、腕に覚えあるハイアマチュアな顧客にフェラーリのドライビングプレジャーを徹底的に体験してもらおうという、サーキット限定モデル。すなわち、12気筒のFRモデル「599」をベースとしたレーシングカーだ。

前後バンパーからフェンダー、サイドシルに至るまでエアロパーツで武装したのはもちろん、車体下部の気流をトランクルームに設けたファンで後方に導いたり、ホイール外側に漏れ出す空気を整流するなど、F1由来の技術を盛り込むほど空力へのこだわりは徹底的。
エンジンも、カムのプロファイルやコンピューターを変更し、ピストンやクランクシャフトに専用品を用いるなどして、620ps/7600rpmから700ps/9000rpmにパワーアップ。トランスミッションのプログラミングや磁性流体を用いたSCMサスペンションのセッティングも煮詰められ、さらなる高性能化が図られた。

2010〜2011年には、世界のサーキットを舞台に、ドライビングレッスンなどを含む「599XX」限定のイベントが開催される予定。
気になる車両の値段は、これらサービスを含め約110万ユーロ(邦貨にして約1億5000万円)で、世界で30人ほどのオーナーが、そのステアリングを握ることになるという。

(webCG 関)

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