【スペック】 全長×全幅×全高=3700×1685×1415mm/ホイールベース=2465mm/車重=1220kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ(120ps/6000rpm、16.3kgm/4250rpm)/価格=318万円(テスト車=420万2000円)

MINIクーパー・コンバーチブル(FF/6AT)【試乗記】

晴れたらいいね 2009.05.07 試乗記 MINIクーパー・コンバーチブル(FF/6AT)
……420万2000円

外観からは大きな変化がないように思える新型「MINIコンバーチブル」。けれども、見えないところが、先代から確実に進化しているのだった。

すっきり、もっこり

これからオープンカーの時代が来るかもしれない、と思ったのはちょうど去年の今頃、マラソンランナーの谷川真理さんにインタビューをした時のことだ。そうです、東京国際女子マラソンやパリマラソンで優勝した、あの谷川真理さんです。20年以上、毎日のように皇居のまわりを走っている谷川さんは、「東京の空は、はっきりときれいになっています」と断言なさったのだ。

20年前は皇居周回コースを4、5周した後で鼻をかむと、ティッシュがまっ黒になった。けれども、今はそんなことはないという。のほほんと暮らしていると実感できないけれど、排ガス対策は効果を発揮しているようだ。

てなことを思い出しながら、「Always Open」という謳い文句とともにニッポン上陸した「MINIクーパー・コンバーチブル」の電動幌を開ける。スイッチ操作ひとつで屋根が開き、所要時間は約15秒。ちなみに、時速30km以下なら走行中でも開閉可能だ。新しいMINIのコンバーチブル(以下、ミニコンと略す)のトップレス姿は、先代ミニコンより少しすっきりした。ロールオーバー・バーが後席の後ろに格納されるようになって、余計なでっぱりがなくなったからだ。

折りたたまれた幌がもっこり盛り上がっているのは先代と同じで、ルームミラー越しの後方視界の邪魔をしていることには変わりない。とはいえ、子どもみたいな感想で恐縮ですがオープンカーはいい。太陽の光と巻き込む風を浴びると、そうした自然の力に負けまいと体がガンバるせいか、体内からエネルギーが湧いてくる(ような気がする)。そしてミニコンというクルマ自体にも、人を元気にさせるキャラクターがあると思った。

フルオープンで走ると、オートエアコンが自動的にコンバーチブルモードになる。これは、風が主に足もとのスペースに流れるような設定で、幌を閉じると通常のモードへ戻る。
フルオープンで走ると、オートエアコンが自動的にコンバーチブルモードになる。これは、風が主に足もとのスペースに流れるような設定で、幌を閉じると通常のモードへ戻る。
フルオープンにしている時間を計測する、オプションのオールウェイズ・オープン・タイマー。6時間59分まで計測可能。
フルオープンにしている時間を計測する、オプションのオールウェイズ・オープン・タイマー。6時間59分まで計測可能。
リアリッドが下方に開くことで荷物が積みやすくなる、イージーロードシステムと呼ばれる仕組み。ここには80kgまでの荷物を置くこともできる。大きな荷物を積む際には、ルーフの後端を35度持ち上げて開口部を広くすることができる。ルーフを開いた状態の荷室容量は、先代より5リッター大きい125リッター。
リアリッドが下方に開くことで荷物が積みやすくなる、イージーロードシステムと呼ばれる仕組み。ここには80kgまでの荷物を置くこともできる。大きな荷物を積む際には、ルーフの後端を35度持ち上げて開口部を広くすることができる。ルーフを開いた状態の荷室容量は、先代より5リッター大きい125リッター。

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