ポルシェ、新型「パナメーラ」を初公開【上海ショー09】

2009.04.21 自動車ニュース

4ドア4シーター「ポルシェ・パナメーラ」をワールドプレミア【上海ショー09】

【上海ショー09】ポルシェ、新型「パナメーラ」を初公開

2009年4月20日、中国・上海市で開幕した上海モーターショー。アジア市場に期待を寄せるポルシェAGは、新型「パナメーラ」を世界初公開した。森口将之が会場からリポートする。

■上海ショーの主役

上海ショーでポルシェは、1500平方メートルものスペースを確保し、過去最大となる15台のモデルを展示した。主役を務めたのはもちろん、ワールドプレミアとなる3台の「パナメーラ」だった。
ポルシェが中国のモーターショーで新型車の発表を行うのは当然ながら、これが初めてである。この一連の事実だけでも、上海ショーが世界的に重要なイベントになったことが理解できる。

プレスコンファレンスのスタートは現地時間で20日11時30分。役員たちのあいさつのあと、ロー&ワイドな3つの物体から白いヴェールがはがされ、パナメーラは姿を現した。
車両の周囲にはパワートレインからボディカラーまでさまざまな展示が用意されており、このクルマがれっきとした市販型であることを印象づけていた。

■日本での発売開始は今年9月!?

既報のとおり、パナメーラのエンジンは直噴方式の4806ccV型8気筒で、「S」と「4S」は自然吸気で400ps/500Nm(51kgm)、ターボは500ps/700Nm(71.4kgm)となる。トランスミッションはSには6段MTが用意されるが、基本は全車デュアルクラッチ式の7段PDKだ。駆動方式はSがポルシェとしてはひさしぶりのFR、4Sとターボは4WDになる。

ボディサイズは4970×1931×1418mmと、長さや幅のわりに背が低いことが特徴。ホイールベースは2920mmとなる。キャビンに座ってみると、スペースは4シーターのグラントゥーリズモの標準で、同サイズのセダン並みとはいかないが、シートは前後とも座面の傾斜角が強く、サイドのサポートも明確で、予想以上にスポーティな印象だった。

ラゲッジスペースはフロアこそ高めであるが、容量は自然吸気モデルで445リッター、リアシートを畳めば1243リッターと、こちらもグラントゥーリズモとして考えればじゅうぶんな数字。テールゲートがハッチバック並みに低い位置から開くのもうれしい。

車重はSのMTが1770kgでPDKが1800kg、ターボでも1970kgと、サイズやメカニズムを考えれば軽い。最高速度はSが283km/h、ターボは303km/hと大台に乗り、0-100kmはそれぞれ5.4秒/4.2秒。100kmあたりの燃料消費率は10.8リッター/12.2リッターとなっている。

サスペンションは、電子制御可変ショックアブソーバーPASMが全車標準装備。新開発のエアサスペンションはターボに標準で、そのほかのモデルにはオプションで用意される。さらに、PDCCポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールもオプション設定されるという。

4ドア4シーター「ポルシェ・パナメーラ」をワールドプレミア【上海ショー09】

販売開始は欧州と南米、一部のアジア諸国が今年9月、北米と豪州が10月、中国は2010年はじめとなる。景気が上向きに転じているという一部の情報が正しいものならば、全世界で年間2万台という目標販売台数は楽にクリアできるかもしれない。

(文と写真=森口将之)

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