「バッテリー端子の腐食はなぜ起きる?」

2009.04.18 クルマ生活Q&A バッテリー

「バッテリー端子の腐食はなぜ起きる?」

愛車のバッテリーを新品に替え、その際にアーシングも施しました。それから2週間ほど経ってボンネットを開けたところ、バッテリーのマイナス端子が腐食し、白い粉を吹いていました。なぜこのような腐食が起きるのか、その原因と対策を教えてください。

お答えします。端子が白い粉を吹いている状態を「サルフェーション(sulfation)」と呼びます。「サルフ(sulf-)」とは「硫酸塩」で、それが結晶化して端子に付着しているのです。これが端子に見られるということは、バッテリー内部の電極板にも同様に付着しています。サルフェーションは絶縁物質なので、これが起きると電気の流れが悪くなります。したがってバッテリーの性能が低下し、寿命も短くなってしまいます。

サルフェーションは、バッテリーが放電する際に発生します。アーシングを行ったとのことですが、それによって電気の流れがよくなり、以前よりバッテリーが放充電しやすくなっていると考えられます。しかし放電に対して充電が追いついておらず、バッテリーが放電状態になっているのではないでしょうか?

対策としては、充電量が足りてないわけですから、電気の消費を抑えること。たとえばクルマに乗った際には、帰り道に少しエアコンを切るなどして、バッテリーを充電するように努めてみてください。端子のサルフェーションは、端子に薄くグリスを塗っておけば、ある程度は抑えられます。厚塗りするとグリス自体が絶縁体になってしまうので、あくまでも薄く塗るようにしてください。