6代目「フォルクスワーゲン・ゴルフ」デビュー

2009.04.09 自動車ニュース

不変のなかの進化、6代目「フォルクスワーゲン・ゴルフ」デビュー

不変のなかの進化、6代目「フォルクスワーゲン・ゴルフ」デビュー

2009年4月9日、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、2008年10月に欧州でデビューした新型「フォルクスワーゲン・ゴルフ」を発表した。発売は4月14日から。

「ハイライン」では、ステアリングホイール裏にパドルシフトが備わる。
不変のなかの進化、6代目「フォルクスワーゲン・ゴルフ」デビュー

■プラットフォームは先代譲り

日本で最も人気の高い輸入車であるだけでなく、世界中でFFハッチバックのスタンダードとして市場をひっぱってきた、フォルクスワーゲンの基幹モデル「ゴルフ」の6代目が、いよいよ日本に導入される。

「前輪駆動で大人5人が乗れる小型ハッチバック」という、初代から一貫して不変のコンセプトを持つ「ゴルフ」の6世代目が狙うのは、「自動車史上に誇る特別なクルマ」。時代にあわせ環境に配慮しつつもダイナミックな性能はそのまま、さらに静粛性や上質感を高めたと謳われる。

サスペンションを含むプラットフォームは、基本的に先代から譲り受けたもの。ボディサイズもほぼ同一である。
グレード構成は「TSIコンフォートライン」と、上級の「TSIハイライン」の2種。いずれも1.4リッター直噴エンジンが搭載され、前者はターボチャージャー、後者はターボとスーパーチャージャーを用いて過給される。

ボディ形状は5ドアのみで、日本仕様はすべて右ハンドル。価格は「TSIコンフォートライン」が275.0万円、「TSIハイライン」が312.0万円に設定された。

■初代ゴルフのデザインイメージ

新型「ゴルフ」のディメンションは、全長×全幅×全高=4210(+5)×1790(+30)×1485mm(−35)と、先代と若干の差違はあるが(カッコ内は先代TSIトレンドライン比)、実際はドアハンドルの出っ張りとルーフアンテナの有無によるもので、事実上ほぼ先代と同サイズと言える。ホイールベースも2575mmと、変わらない。

左右ヘッドライトを2本のラジエータグリルでつなぐ水平基調のフロントマスクは、初代ゴルフをイメージしたものという。リアセクションも、同じくテールランプなどを水平とした意匠が与えられた。

インテリアにおいては、機能性を重視するレイアウトなど、基本的なコンセプトは先代譲り。メーターのベゼルやエアコン吹き出し口などにクロームの加飾が施されたほか、内装素材にも質感の高いものを用いたと謳われる。

新世代ゴルフは、徹底した騒音対策が施されたのも特徴で、「ゴルフ史上最高の静粛性」とPRされる。たとえば、遮音層を組み込んだフロントウィンドウやホイールハウス内の遮音材などで、車外からの騒音侵入を抑える工夫が盛り込まれた。

■1.4リッターエンジンを2種

エンジンは2グレードとも、ボア×ストローク=76.5×75.6mmの、可変バルブタイミングシステム付き直噴1.4リッターDOHCユニットが採用され、グレードごとに異なる過給器が組み合わされた。「TSIコンフォートライン」はターボ、「TSIハイライン」はターボ+スーパーチャージャーというツインチャージャーだ。
前者は122ps/5000rpmと20.4kgm/1500-4000rpm、後者は160ps/5800rpmと24.5kgm/1500-4500rpmというパフォーマンス。いずれのエンジンも先代ゴルフで導入済みではあるが、ツインチャージャーモデルは出力が10ps落とされている。

トランスミッションは、どちらも2ペダルMTである7段DSGの組み合わせ。湿式の6段に比べ伝達ロスが少なく、さらに軽量化をも実現したことで、燃費改善が期待できるというものだ。なおカタログ燃費(10・15モード)は、ターボが16.8km/リッター、ツインチャージャーが16.2km/リッターと記される。

サスペンション形式は、先代同様、前マクファーソンストラット/後マルチリンク。欧州仕様で用意されるDCC(電子制御式減衰力可変ダンパー)は、日本仕様では採用が見送られた。

ラゲッジルーム容量は、先代と同じく350リッター。
ラゲッジルーム容量は、先代と同じく350リッター。
ギアをリバースに入れるとエンブレムから顔を出す「リアビューカメラ」は、HDDナビとのセットオプション。
ギアをリバースに入れるとエンブレムから顔を出す「リアビューカメラ」は、HDDナビとのセットオプション。
発表会場には、歴代のゴルフが展示された。
発表会場には、歴代のゴルフが展示された。

■音を感知するエアバッグ

エアバッグはこれまでの8エアバッグに加え、衝突時に足首や骨盤を保護するニーエアバッグを新たに装備。これらエアバッグ展開のセンサーに、事故時のボディ変形によるノイズをとらえる音響センサーが組み込まれるのも新しい。従来から用いられる加速度センサーからの情報とあわせて事故の程度を分析することで、シートベルトテンショナーの反応時間を早くしたり、エアバッグを展開させないなど、的確な保護性能を実現することができるという。
このほか安全装備は、ESPをはじめ全席3点式シートベルト、後席シートベルトの着用検出システムや、前席むち打ち低減ヘッドレストなどが全車に与えられる。

上級グレード「ハイライン」には駐車支援機能「パークディスタンスコントロール」を標準装備。インパネ内の標準オーディオ「RCD310」のディスプレイに上からのイメージ図が表示される。オプションのHDDナビ「RNS510」を選ぶことでセット装着されるリアビューカメラは、ギアをリバースに入れるとハッチゲートのエンブレムから現れるという、おもしろいギミックを持つ。

(webCG 本諏訪)

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