【スペック】全長×全幅×全高=4390×1695×1425mm/ホイールベース=2550mm/車重=1190kg/駆動方式=FF/1.3リッター 直4SOHC8バルブ(88ps/5800rpm、12.3kgm/4500rpm)、モーター(14ps/1500rpm、8.0kgm/1000rpm)/価格=189万円(テスト車=217万500円/HDDインターナビシステム+ETC車載器=24万9000円/ホワイトパール=3万1500円)

ホンダ・インサイト G(FF/CVT)【試乗記】

ホンダファンへのアピール 2009.04.08 試乗記 ホンダ・インサイト G(FF/CVT)
……217万500円

ハイブリッドカーの人気は、クルマ好きのあいだでさえも今やスポーツカーのそれを上回る。「プリウス」vs「インサイト」の競争は、80年代における「セリカ」vs「プレリュード」といったところか? 追う立場のホンダは、独自のクルマ造りで巨人トヨタの牙城に挑む。

わかりやすさも魅力のひとつ

近ごろ珍しい大ヒットとなった、ホンダの新型バイブリッド乗用車「インサイト」。2009年2月6日の発売からわずか1カ月で、計画の3倍以上にもなる1万8000台が売れたのだから、最近の経済状況の中では快挙と言うしかない。

好評の理由は、まず値段にありそうだ。ハイブリッドの普通車として初めて200万円を切ったことが、新聞などマスコミでも大きく取り上げられた。トヨタ・プリウスの普及を横目に見ながら、「もう少し安ければ、ハイブリッドを買いたい」と思っていた人たちにとって、これは絶大な魅力に違いない。

でも、それだけが理由かというと、そうでもなさそうだ。いくら安いといっても「189万円から」であって、実際には200万円を超えるグレードの方がたくさん売れている。そこでほかのポイントを探すと、やはり世の中には根強いホンダ・ファンが多いことを忘れてはいけない。そんな人たちにとって、ハイブリッド専用デザインのクルマというのは嬉しいはず。初代インサイトも専用ボディだったが、2シーターだったし、当時はまだハイブリッドが手始めで選びにくかったのは事実だろう。

こんなに環境対策が重要になると、ハイブリッドなど次世代車に乗っているだけで「賢い人」に見える。その点ではシビックハイブリッドは、わかりにくいのが難点だった。新型インサイトは、時代の先端を突っ走る燃料電池車「FCXクラリティ」を連想させたりするあたりも、ホンダファンにとっては大きなアピールになるだろう。もちろん5ナンバーサイズであることも、取り回しの良さや駐車スペースなどの点で魅力に数えられる。

べーシックグレード「G」の主要装備は、フルオートエアコン、燃費などがわかるマルチインフォメーション・ディスプレイ、プライバシーガラス、フロントアクティブヘッドレスト、キーレスエントリーシステムなど。ナビは全グレードでオプション扱いとなる。
ホンダ・インサイト G(FF/CVT)【短評】
燃料電池車「FCXクラリティ」を想わせる外観で先進性をアピール。細めヘッドライトのこのマスクは、もはや「ホンダ顔」として定着しつつある?
ホンダ・インサイト G(FF/CVT)【短評】

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