【スペック】全長×全幅×全高=3395×1475×1660mm/ホイールベース=2425mm/車重=820kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブターボ(64ps/6000rpm、9.7kgm/3000rpm)/燃費=26.8km/リッター(JC08モード)/価格=149万6250円(テスト車=158万250円/CDプレーヤー=2万1000円/ESP=6万3000円)

スズキ・ワゴンRスティングレー T(FF/CVT)【試乗記】

オトナの軽乗用車 2012.11.14 試乗記 スズキ・ワゴンRスティングレー T(FF/CVT)
……158万250円

5代目となった「スズキ・ワゴンR」の仕上がりやいかに? 走りや乗り心地、そして実際の燃費を、個性派のターボモデル「ワゴンRスティングレー T」で確かめた。

電気が燃費に効いている

燃費をよくする上で、ひとつの障害になっていたのが、「発電でした」と、ハリウッドスター、ケン・ワタナベに言わせてしまったのが新型「ワゴンR」だ。

助手席クッション下のバケツは初代ワゴンR以来の装備だが、5代目になる新型は、さらにその下に東芝のリチウムイオン電池が置かれる。通常の鉛バッテリーもあるから新規増設だ。
加えてオルタネーターの発電能力を従来の倍にしたという。これで減速時にガメつく発電してためておく。アイドリング・ストップ中に電装品やアクセサリーを使っても、これまでよりはエンジン停止が長持ちする理屈である。従来の発電回路のなかに電気のダムをつくったわけだ。

テスト車は一番若向きで高性能な「スティングレー T」。試乗したのはまだ暑い時期で、エアコン入れっぱなしだったが、信号待ちの最中に電気不足でエンジンが勝手に再始動することはたしかに一度もなかった。エアコンは、コンプレッサーが回っていないときにもパラフィンの蓄冷剤で冷気をつくる新型だ。

アイドリングストップに入ると、節約されている架空のガソリン量がミリリットル(cc)単位でカウントされる。試乗車のオドメーター(積算距離計)は、返却時に899kmを示していた。その間、アイドリングストップで節約したのは228ml。おろしてから900km近くを重ねてきて、一番小さなペットボトル(280ml)にはまだ足りない。多いとみるか、少ないとみるか。ま、そんなことはワゴンRのなかでもターボ付きのスティングレーを選ぶ人はあまり考えないかもしれないが。

法規の変更により大きくなったフロントシート。助手席の座面を引き上げると、通称“バケツ”と呼ばれる取り外し式のアンダーボックスにアクセスできる。
スズキ・ワゴンRスティングレー T(FF/CVT)【短評】
助手席下の床面には、電気を効率的に貯蔵・使用するためのリチウムイオンバッテリーが配備される。
スズキ・ワゴンRスティングレー T(FF/CVT)【短評】
メーターのアップ。写真でブルーに見える目盛りは、燃費によい運転をするとグリーンに変化。視覚的にエコドライブを促す。中央下部の液晶画面には、平均燃費や航続可能距離、積算アイドリングストップ時間、燃料の節約量が表示される。
スズキ・ワゴンRスティングレー T(FF/CVT)【短評】

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