【Movie】「ITS」が明日の道路を切り開く

2009.03.26 自動車ニュース

【Movie】「ITS」が明日の道路を切り開く

ETCが普及した今、さらなる利便性と安全性を提供する「高度道路交通システム」に期待が高まる。近い将来、クルマと道路はどう進化するか!? 未来をのぞき見してみよう。

■「路車間通信」が本格化する

我が国でいま、「世界一安全で快適な道路」を目指した構想が進行していることをご存じだろうか。これは、ITS=高度道路交通システムの実現のため、官民が一体となって進めている活動で、2009年から2010年頃にサービスの一部が開始されようとしている。

この構想によって、どのようなサービスが実現するかについては、後で動画をご覧いただくとして、まずは今後日本の交通システムがどのような方向に向かって進化していくのか、その大筋をお伝えしよう。

そもそもITSとはなにかというと、自動車技術と道路側のインフラ技術が一体となって実現する次世代交通システムのこと。これまで自動車の安全装置の多くは、自動車メーカーの研究開発によって生み出され、安全性を高める方向で進化してきた。しかしこれからの安全技術は、自動車単体ではなく、自動車と道路を通信させる方向で、新たな拡がりを見せていく。

たとえば、すでに広く普及したETCも、ITSの一例。今後はETCで見られるような「路車間通信」が、交差点や見通しの悪い道路でドライバーに情報提供するツールとして役立てられていくだろう。

■安全技術は新たなステージへ

2009年3月現在、「高度道路交通システム」(=ITS)構想を進めるITS推進協議会(内閣官房、警察庁、総務省、国土交通省など)は、2010年に予定されるシステムの本格導入に向け、デモンストレーションを行っている(関連記事:2008年2月24日掲載「ITS-SAFETY 2010」)。まだ大きな構想のほんの一部ではあるが、すでにサービス開始に向けた最終準備段階を迎えていると見ていいだろう。

もちろんすべてが順調に進んでいるわけではなく、提供するサービスの内容によって通信手段が変わったり、それを管轄する機関が変わったりするなどの理由から、クリアすべき課題も残っているようだ。また、コストの面でも問題を抱えているという。しかしそれでも、大筋ではどのようなサービスをどのくらいのタイミングで提供できそうか、そのめどが立ち始めているようである。

下の動画は、すでに技術開発が進み、数年以内に実現しそうなシステムを紹介したもの。これを見れば、ITSがどのような可能性を秘めているかがうっすらと見えてくるだろう。

(webCG 曽宮)

動画資料提供=マツダ


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ITSの進化に伴い、クルマと道路を結ぶ「路車間通信」が行われるようになる。ETC車載機も多様化していくだろう。
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光ビーコンやVICS、その他諸々の無線通信メディアは、それぞれ管轄が異なる。ITSの進化の過程では、各組織が歩調を合わせながら連携をとっていくことが求められる。
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