ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場

2009.03.19 自動車ニュース
PNDは取り付けやすさが特徴だが、それでも軽自動車などにはスペースが足りなくて付けにくいクルマがあるのも事実。そうした層へ向けたモデルがNV-U3Cだ。サイズは、歩行ナビとしても十分使えるほどコンパクト。

ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場

ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場

ソニーは2009年3月18日、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)の新製品「NV-U3C」を発表。4月21日に発売する。価格は3万7000円前後の予定。求めやすい価格もさることながら、コンパクトでオシャレなルックス、クルマを降りてからも使える多用途性が新たな注目を集めるだろう。

カラー・バリエーションも豊富。シルバー、ショッキングピンクのほか、ホワイトとグリーンのコンビもあって、ちょっとiPodのような感覚。
ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場
メニュー画面の最初のページから出てくるほど重要視しているのが「最寄り検索」。ユーザーの使い勝手に配慮した設計だ。
ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場

■どんなクルマにも付けられそう

ソニーPND(愛称「nav-u」)は、2008年9月に新型が投入されたばかりだが、通算第4世代目となる「NV-U3C」は、これまでのモデルとは少し趣を変えた。というのは、昨秋発売された「NV-U3」および「NV-U3V」が、通常のカーナビとの違和感を感じさせない設計となっていたのに対して、今回のNV-U3Cはより割り切った小型化を推し進めているのが特徴なのだ。

たとえばモニターサイズ。U3/U3Vは4.8インチ画面を採用していたが、U3Cは3.5インチ。外寸にいたっては、幅で44mm、高さで9mmもコンパクトな106×78×17mmしかなく、重さも157gと、約100gも軽量になっている。これはわずかなスペースへも装着を可能にしようとしたもので、軽自動車などを考慮したものであるという。

■考えられたメニュー配置

画面サイズが小さくなるということは操作性に良からぬ影響を与えるが、1画面に配置するメニュー数を絞り込むことで対応。その優先順位も、これまでの経験から使用頻度の高い、最寄り検索を上位に持ってくるなどして、使い勝手を高めている。駅の出口検索なども、大規模駅などのように複数あれば細かく載せていて、使いやすそうだ。検索するのに必要な収録データなども、通常のカーナビに近い豊富なデータを持っているのは、このサイズのPNDとしては異例。

行き先ボタンを押すと出てくる目的地設定メニューでは、このように8通りの方法で呼び出すことができる。収納データ量も普通のカーナビに近いという。ちなみに記憶容量は4GB。
ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場
歩行あるいは自転車での使用に便利な「徒歩モード」を搭載。自分のマークも自動で変わる。これは操作画面で、「画面ロック」とはヘディングアップの頻繁な回転が煩わしい時に地図を固定するもの。
ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場
大きな駅ではいくつもある出口を細かく表示する。歩行ナビに便利なのはいうまでもないが、クルマで人を送迎する場合にも重宝する。
ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場

■簡素化が選択肢を広げる

ただ、ナビ性能がU3/U3Vと同じかというと、ここでは割り切った部分が顔を出す。たとえばnav-uはトンネルなどでGPS信号が途切れても、なお自車位置が止まらない「ポジションプラスG」が自慢だったし、アンテナを別途購入すれば、PNDで唯一、渋滞情報が表示できるVICS対応品だった。しかしこのU3Cでは、そのいずれもが省かれている。

ただしそこはソニー。ポジションプラスGはなくとも、それに近い新機能「ポジションアシスト」がある。これは、GPS信号を失う直前の車速を記憶し、とりあえずその条件で“ある程度まで”自車位置を動かしてくれるというものだ。U3/U3Vも併売されるということなので、より精度の高いトンネル走行を望むのならU3/U3Vを選べばよいだろう。VICSを見送ったのは3.5インチ画面にそれを表示するのはかえって煩雑になるからと判断したのだろうが、それはそれで納得できる。

■クルマを降りてからも楽しめるPND

ソニーといえばデザインである。そういう意味ではU3/U3Vはソニーらしくなかったが、U3Cは思い切り“ソニー”している。シルバーのほかにショッキングピンクや、ホワイト/グリーンの2トーンなどがあり、これまでのPNDになかったオシャレなボディカラーラインナップが自慢だ。

そしてもうひとつ、ソニーらしいアイデアがU3Cにはある。それは自転車への搭載を可能にしたことだ。遅れて6月に追加発売になるという「自転車取り付けキット」をハンドルバーに付ければ、より楽しく便利な自転車ライフが満喫できること間違いない。もちろん歩行ナビにも使うことができる。

徒歩/自転車使用の専用案内モードが用意されているのは、うれしい配慮。クルマで使用する場合、一方通行情報などが加味された案内ルートとなるが、徒歩/自転車モードではそうした交通規制のない案内を出してくれるのだ。とくに歩行時のような低速移動でも進行方向を自動判別し、ヘディングアップ地図表示するというのは、ちょっとした驚きではないか。

(文=尾沢英彦(『カーナビの達人』編集長))

PNDでは珍しい市街地詳細地図を搭載。地図上から細かいスポットを目的地設定するときに便利。
ソニーのPND「nav-u」最新モデルは3.5インチで登場

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。