【スペック】全長×全幅×全高=4655×1800×1680mm/ホイールベース=2670mm/車重=1540kg/駆動方式=4WD/2.4リッター直4SOHC16バルブ(169ps/6000rpm、22.4kgm/4200rpm)/燃費=14.0km/リッター(JC08モード)/価格=310万円(テスト車=318万4000円/S-AWC=8万4000円)

三菱アウトランダー24G Navi Package(4WD/CVT)【試乗記】

ミニバンを卒業したら 2012.11.15 試乗記 三菱アウトランダー24G Navi Package(4WD/CVT)
……318万4000円

「安全性」「低燃費」「上質感」が見どころと、新型「アウトランダー」はなかなか欲ばりなクルマである。「プレミアムツーリングSUV」の走りはいかに?

スッキリ立ち姿に電子デバイスを満載

2012年10月25日に販売が開始された2代目「アウトランダー」の眼目は3つ。「内外装の質感向上」「安全装備の充実」「環境性能アップ」である。

朝の丸の内かいわいで、新型アウトランダーを眺めると、なかなかのバックシャン(死語!?)。薄いハの字型のリアコンビネーションライトが、キレイにサイドの深いキャラクターラインにつながって、立ち姿がスッキリしている。

一方、好き嫌いが分かれそうなのが、フロントマスクだ。初代はわかりやすい二枚目顔だったから、「新しい顔は少々煩雑」と思う人が出そうだ。フロントフェンダーから顔の左右にまわり込む曲線のラインは特徴的だが、視覚的に外側への広がりを制限する。「できるだけ大きく見せたい」ことの多いSUVにあっては、珍しい手法だ。「三菱コルト」もヘッドランプの両側に余白をつくって左右への広がりを止めていたから、三菱車におけるデザイン上のひとつの流儀なのかもしれない。

全長4655mm、全幅1800mm、全高1680mmというボディーサイズは先代とほとんど変わらない。2670mmのホイールベースも同寸。新型アウトランダーは、初代の腰下を活用しつつ、大きくイメージを変えた上屋を載せ、電子デバイスを追加し、アップデートしたクルマといえよう。

日本でのラインナップは、2リッター(150ps、19.4kgm)と2.4リッター(169ps、22.4kgm)に大別される。エンジンはいずれも4気筒で、連続可変バルブリフトシステムを搭載したニューMIVECとなる。トランスミッションはどちらもCVT。駆動方式は2リッターがFF、2.4リッターが4WDである。ボンネットを開けて直列4気筒を収めたエンジンルームを見ると、ずいぶんと余裕があるから、国と地域によってはV6を積むのだろう。

価格は、最廉価の「20G」が242万7000円。今回の試乗車「24G Navi Package」は最上級グレードで、車両本体価格は310万円。オプションのS-AWCが8万4000円。S-AWCとは「Super All Wheel Control」の略で、旋回性や直進の安定性を上げるシステムのこと。AFD(アクティブフロントデフ)を介してフロント左右輪のトルク分配を加減、ヨー(回ろうとする力)をコントロールする。電子制御パワーステアリングやブレーキとの協調制御を採る、高度な4WDシステムだ。

説明が前後するが、前後間に電子制御多板クラッチを置く、ベースとなる4WDシステムに大きな変更はない。「4WD AUTO」「4WD LOCK」、そしてこれまでのFFモードに代わって「4WD ECO」が採用された。これは、できるだけFFで走る「4WD AUTO」である。

「ミラージュ」とともに、新型「アウトランダー」は三菱自動車のグローバル戦略を支える。ロシア、欧州に続き、2012年10月に日本で発売された。
三菱アウトランダー24G Navi Package(4WD/CVT)【短評】
エクステリアデザインでは「ひとクラス上の車格感」を目指した。燃費向上のために空力性能を追求し、全面投影面積が大きなSUVとしては優秀なCd値0.33を達成した。
三菱アウトランダー24G Navi Package(4WD/CVT)【短評】
2.4リッター直4“新MIVEC”エンジンは169psを発生。連続可変バルブリフト機構を採用する。
三菱アウトランダー24G Navi Package(4WD/CVT)【短評】
センターコンソールに用意される車両運動統合制御システム「S-AWC」のボタン。旋回時のトレース性、走行安定性、滑りやすい路面での走破性を向上させる。
三菱アウトランダー24G Navi Package(4WD/CVT)【短評】

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