【Movie】「ボルボXC60」の自動ブレーキを体験する

2009.03.13 自動車ニュース
「ボルボXC60」
【Movie】「ボルボXC60」の自動ブレーキを体験する

【Movie】「ボルボXC60」の自動ブレーキを体験する

2008年秋に欧州デビューを果たした、ボルボのコンパクトSUV「XC60」。2009年秋に日本上陸が予定されている同車の最新の安全技術「シティセーフティ」を、いち早く体験した。

車両速度が30km/h以上ではシステムは作動しない。一方で、クリープや坂道で車両の速度が4km/hを越えた場合などは作動する。
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■シティセーフティとは?

こと「安全」に感度の高いボルボが、最新モデル「XC60」に導入した安全システム、それが「シティセーフティ」である。「シティセーフティ」の名のとおり、市街地での低速走行時に照準をあて、追突事故を減らす目的で開発された。
ボルボ独自の調査によると、衝突事故の75%は30km/h以下で発生するという結果がでており、日本でも追突事故の多くは低速走行時に発生しているそうだ。

前方に障害物を検知し「シティセーフティ」が作動すると、まずはブレーキをプレチャージし、反応を早くするための準備を行う。さらにドライバーがブレーキを踏む意志が無いと判断すると、車両が自動的にブレーキをかける。これにより、15km/h以下で完全停止、15〜30km/hでは衝突ダメージの軽減が見込めるという。都市部での渋滞時、よそ見や携帯電話のチェック、カーナビの操作など(どれも褒められた行為ではないが)で注意がそれたときに、威力を発揮するだろう。

なお、前方障害物の検知は、フロントガラス上部に取り付けられたレーザーセンサーで行われる。人間などには反射しづらいため、検知対象は限られるが、あえてレーザーを使った理由は、イニシャルコストを下げるためだという。標準装備にすることで、“使える”システムにすることが狙いなのだ。

日本仕様はまだ明かされていないが、いずれにせよ「XC60」にはすべてのグレードにこのシステムが標準装備されており、日本でも当然採用される。
ただし現在のところ、「シティセーフティ」に対する国土交通省の認可が下りていない。仮に認可が下りないとすると、装置は付いていながらも作動をオフにして販売されるという、非常にもったいない事態になってしまう。

注:テスト車両は、英国仕様の国内未登録車。
注:テスト車両は、英国仕様の国内未登録車。 拡大

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■基本の安全運転を忘れずに

このたびの体験試乗では、15km/hからの完全停止を試すことができた。システム作動の状況は、一見に如かず、動画をご覧いただきたい。

障害物との距離が6mにせまると、激しく警告灯が点滅し、かなりの急ブレーキがかかる。ただし、あまりにGがかかるとドライバーへのダメージが大きいため、フルブレーキの半分ほどの力に設定されているという。
なお、ステアリング操作を加えたり、アクセルを急にゆるめるなどすると、それは回避行動とみなされ、シティーセーフティの作動はキャンセルされる。

走行は数度行ったが、システムは確実に作動し、速度を少々オーバーしても追突に至らなかった。安全デバイスとして、有効なモノであるということは確認できた。
しかしシステムを過信することで、運転をおろそかにしないことが基本である。使うシチュエーションは、ないほうがありがたいわけで、安全運転を心がけた上で、いざという時の保険だと、理解してほしい。

■【Movie】「ボルボXC60」のシティセーフティ体験

(文と動画=webCG 本諏訪/写真=ボルボ・カーズ・ジャパン)

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