【スペック】全長×全幅×全高=4300×1765×1450mm/ホイールベース=2575mm/車重=1540kg/駆動方式=4WD/2リッター直列4気筒DOHC16バルブ・ターボインタークーラー付き(256ps/6000rpm、33.7kgm/2400-5200rpm)/価格=515.0万円(テスト車=559.0万円/クルーズコントロール+APS=10.0万円/本革仕様(シルクナッパ)=14.0万円/マグネティックライド=20.0万円)

アウディS3スポーツバック(4WD/6AT)【試乗記】

1台あれば、なんでもできる 2009.03.09 試乗記 アウディS3スポーツバック(4WD/6AT)
……559.0万円

予想は覆された! 2009年2月2日より日本に導入されたアウディA3シリーズの最高性能版「S3スポーツバック」は、ド級のパフォーマンスだけでなく、プレミアムカーとしての資質も備えていたのだ。

ドイツ車、その値段の方程式

むむむ……。試乗の前日に「アウディS3スポーツバック」の資料を読みながら、真っ先に考えたのはお値段のこと。
「いやー、ナンボなんでも515万円は高すぎやしないでしょうか」
ガソリン直噴+ターボのTFSIユニットが256psを発生しようが、デュアルクラッチ式のSトロニックが電光石火のシフトを決めようが、クルマに興味のない人には同じクルマに見える「アウディA3スポーツバック 1.4T」(125ps)は299万円で買えるのだ。

自分はお金にセコいタイプなので、この2台の最高出力1psあたりのお値段を計算してみました。すると、「アウディA3 スポーツバック1.4TFSI」(299万円/125ps)は1psあたり2万3920円、いっぽう「アウディS3 スポーツバック」(515万円/256ps)は2万117円。ん? S3のほうがお買い得? もちろんクルマの値段は馬力だけで決まるわけではないから、これは一種の“数字遊び”だ。でもちょっと面白いので、もうしばらくお付き合いください。

同じように1psあたりで計算すると、「BMW320i」(434万円/156ps)は2万7820円、「BMW M3セダン」(976万円/420ps)は2万3238円。ベンツはどうかというと、「メルセデス・ベンツC200コンプレッサー」(440万円/184ps)が2万3913円で、超ド級の「メルセデス・ベンツC63 AMG」(1044万円/457ps)は2万2844円。

面白いのは、大体どのクルマも1psあたりのお値段が2万円台半ばから後半に収まっているという事実。ということはつまり、値段と馬力が比例するということになる。たくさん払えば払うほど速いクルマが手に入るということで、このあたりの感覚はアウトバーンのお国柄ゆえか。乱暴に書くと、100万円余分に支払うと50ps弱がプラスされることになる。吉野家の“特盛り”みたい。

てな数字を眺めていると、1psあたり2万117円の「アウディS3スポーツバック」が安いとは言わないまでも、そういう値付けもアリかと思う。ちなみに「レクサスIS F」(766万円/423ps)は1万8108円/psだから、この計算方法でいくと超お買い得である。

シートは、見た目がシックなだけでなく掛け心地も上等。最初はパンと張った感じが「硬い」と思えるが、長時間座り続けても疲れない優れもの。標準装備されるのは、合皮スウェードのアルカンタラとレザーをハイブリッドした専用シートであるが、試乗車にはオプションの本革(シングルナッパ)が奢られていた。
シートは、見た目がシックなだけでなく掛け心地も上等。最初はパンと張った感じが「硬い」と思えるが、長時間座り続けても疲れない優れもの。標準装備されるのは、合皮スウェードのアルカンタラとレザーをハイブリッドした専用シートであるが、試乗車にはオプションの本革(シングルナッパ)が奢られていた。
ノーマルと並べて比べないとわかりにくいけれど、リアのバンパーも“S”専用にデザインされたもの。
ノーマルと並べて比べないとわかりにくいけれど、リアのバンパーも“S”専用にデザインされたもの。

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