【スペック】全長×全幅×全高=4020×1720×1245mm/ホイールベース=2330mm/車重=1120kg/駆動方式=FR/2リッター直4DOHC16バルブ(170ps/7000rpm、19.3kgm/5000rpm)/価格=260万円(テスト車=303万500円/BOSEサウンドシステム=6万3000円/Rパッケージ=36万7500円)

マツダ・ロードスター RS(FR/6MT)【試乗記】

今のままでいてほしい 2009.03.02 試乗記 マツダ・ロードスター RS(FR/6MT)
……303万500円

「もうこれ以上立派にならないで! 」。これが、マイナーチェンジを受けた3代目「マツダ・ロードスター」に試乗しての率直な感想だった。

ライトウェイト・スポーツカーには愛嬌が必要

「スポーツカーとライトウェイト・スポーツカーは、ちょっと違う」。マイナーチェンジを受けた「マツダ・ロードスター RS」に試乗しながら、そんなあたりまえのことを考えた。

まず、スポーツカーとライトウェイト・スポーツカーでは、外観デザインに求めるものが違う。スポーツカーは、カッコいいことが大事だ。華やかな美女であったり、うっとりするようなハンサムであったり。

いっぽうライトウェイト・スポーツカーで大事なのは、カッコよさより愛嬌ではないか。「カニ目」(オースチン・ヒーリー スプライト)しかり、「ロータス・エラン」しかり、初代「ユーノス・ロードスター」しかり、ライトウェイト・スポーツカーはちょっとマヌケなぐらいのほうが可愛い。

そんな目で見ると、フロントマスクに変更を受けた「マツダ・ロードスター」は、ライトウェイト・スポーツカーの愛嬌という点ではギリギリのセンかと思う。まず、ラジエターグリルがガバッと口を開けることで、やや下品な“大笑い顔”になった。ほかにもヘッドランプの形状変更で目付きが悪くなったり、あるいはフロントフェンダーのフォグランプ周辺の“エラ”が張るなど、わかりやすくゴージャス&派手になった。ちなみに空調ダイヤルに銀色に輝くリングが追加されるなど、インテリアもゴージャス&派手な路線を歩んでいる。

サイズが小さいことや全体のフォルムが変わっていないこともあって、かろうじてライトウェイト・スポーツカーらしい愛嬌は残されている。けれど、このままゴージャス&派手な路線を突き進むと、ライトウェイト・スポーツカーに不可欠の愛嬌や親しみやすさを失うのではないかと、外野は勝手な心配をするわけです。

インパネの5連メーターは新たにデザインされたもの。オーディオユニット上方のパネルや、空調吹き出し口のリングなど、全般に“光りモノ”が多用されている。
なお、テスト車は、ディーラーオプションのHDDナビゲーションシステム(34万800円)付き。
インパネの5連メーターは新たにデザインされたもの。オーディオユニット上方のパネルや、空調吹き出し口のリングなど、全般に“光りモノ”が多用されている。なお、テスト車は、ディーラーオプションのHDDナビゲーションシステム(34万800円)付き。
ラジエターグリルには、近年のマツダ車のデザインモチーフである「5角形グリル」を採用。ヘッドランプやフォグランプが鋭い目つきになったことや、フロントバンパー下部が張り出したことで、全体にアグレッシブな表情になった。
ラジエターグリルには、近年のマツダ車のデザインモチーフである「5角形グリル」を採用。ヘッドランプやフォグランプが鋭い目つきになったことや、フロントバンパー下部が張り出したことで、全体にアグレッシブな表情になった。

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