コンフォートタイヤ「ミシュラン プライマシーLC」で静粛性を確かめる

2009.02.25 自動車ニュース

コンフォートタイヤ「ミシュラン プライマシーLC」で静粛性を確かめる

コンフォートタイヤ「ミシュラン プライマシーLC」で静粛性を確かめる

日本ミシュランが2009年2月1日に販売を開始したコンフォートタイヤ、「ミシュラン プライマシーLC」に試乗。自慢の静粛性を確かめた。

発売サイズは40から65シリーズの全30サイズ。
コンフォートタイヤ「ミシュラン プライマシーLC」で静粛性を確かめる

■音を気にする日本人向け

すでに発売されている「プライマシーHP」がハンドリング志向であるのに対し、「LC」はコンフォート志向、すなわち静粛性を高めたタイヤである。
アンケートに基づき、日本のユーザーの多くが気にするという静粛性の向上に注力された。よって、企画開発も日本を中心に進められ、日本や中国などのアジア市場向けとして販売される。ちなみに欧州では、やはりハンドリング性能の高い「プライマシーHP」が好まれるという。

「プライマシーLC」の最大のトピックは、新技術「サイレントリブテクノロジー」の採用だ。これは、周方向のどこを切っても、接地する溝の面積が一定になっているというもの。パターンノイズ低減に効果があるという。もう一方のタイヤノイズであるロードノイズに関しては、コンパウンドの改良で軟化材を多くすることで、路面の凹凸を吸収し、音の発生を抑えていると謳われる。

設定された試乗コースは、きれいな路面と荒れた路面が混在した。前者ではパターンノイズが、後者ではロードノイズが出やすい状況が作られる。
あくまで絶対的な評価にとどまるが、結論から言うと、今回の試乗では相当に高いレベルの静粛性を確認することができた。


コンフォートタイヤ「ミシュラン プライマシーLC」で静粛性を確かめる

■クルマがうるさく思えるほど

試乗で印象に残ったのは、ウリであるパターンノイズのほうではなく、ロードノイズの小ささ。もちろんパターンノイズも小さかったのだが、荒れた路面での静粛性は予想以上だ。比較データや数字なしに静けさを説明するのは難しいが、クルマ自体のノイズ(エンジンや排気音、きしみなど)が際立ってしまうほど、タイヤからのノイズが少ないと感じた。
ゆえに、静粛性の高いクルマにはベストマッチ。さらに、カーオーディオにお金をかける人にもオススメしたい。その音の良さをさらに純粋に感じることができるはずだ。

この静けさを得たおかげで、失ったものがあるわけでもない。グリップ力が飛び抜けて高いわけではないが、剛性感も十分にあり、路面からのインフォメーションはつかみやすい。そもそも静粛性を求めるドライバーは、敢えてタイヤを鳴らして走るようなこともないであろう。

そろそろタイヤ交換を検討中の、日本車、特に「クラウン」や「ティアナ」などのアッパーミディアムセダンオーナーは、選択肢に加えてみてはいかがだろうか。「プライマシーLC」の成り立ちからも、日本車との相性はよいはずだ。
試乗会では「フォルクスワーゲンパサート」も試乗し、輸入車とのマッチングも確認したが、走りを求めて欧州車を選んだドライバーは、おのずと「プライマシーHP」を選ぶことになるだろう。

なお静粛性にスポットを当てたリポートになったが、当然昨今のタイヤトレンドに違わず、転がり抵抗の低減による環境性能の向上も図られていることも付記しておく。

(文=webCG本諏訪/写真=高橋信宏)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。