【スペック】全長×全幅×全高=4250×1845×1315mm/ホイールベース=2550mm/車重=1530kg/駆動方式=FR/3.7リッター V6DOHC24バルブ(336ps/7000rpm、37.2kgm/5200rpm)/価格=446万2500円(テスト車=486万6850円)

日産フェアレディZ バージョンST(FR/7AT)【ブリーフテスト】

日産フェアレディZ バージョンST(FR/7AT) 2009.02.16 試乗記 ……486万6850円
総合評価……★★★★

さらなるパワーを手にしつつ、ショート&ワイド化を図った新型「フェアレディZ」。実際の走りはどうなのか? AT仕様の最上級グレードで探った。

求む! V8エンジン

一見すると旧モデルとあまり変わっていないように見えるものの、オーバーハングの詰まったスタイリングはホイールベースが短縮されて、かなりコンパクトに変貌していると感じる。それでも、オーバーフェンダーの張り出しなどボリューム感は十分で、これなら米国車のなかに混じっても決して引けをとらないだろう。実際の横幅は大きいものの、意外や取り回しはラク。ショートホイールベースなりの機動性も発揮される。
もしもこれにV8エンジンが搭載されたなら、欧米の大型スポーツカーとの上位決戦も夢ではない。北米でも売られることになった「GT-R」といっそうの差別化が図れるわけだし、V8エンジンはフェアレディZのキャラクターをより明確にするだろう。そのうえで排気量を3.5リッター程度に留めれば、燃費性能でもアピールできるというものだ。

「フェアレディZ」が世に出たときの開発背景は、マツダの「ユーノス・ロードスター」のケースに似ていた。つまり、比較的お手軽で安価なスポーツカーを狙って開発され、評価を得たのだった。それが今や、それなりのブランドとして十分認知されている。実力も認められているのだから、たとえそれほど数が期待できないことになっても、高品質なスポーツカーとして、また“日産の看板”として、長期の存続を期待したい。今回のフルモデルチェンジは、そんな気持ちにさせられるほど、意気込みが感じられる内容だ。

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