【スペック】N-ONE Premium Tourer 2トーンカラースタイル:全長×全幅×全高=3395×1475×1610mm/ホイールベース=2520mm/車重=840kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブターボ(64ps/6000rpm、10.6kgm/2600rpm)/燃費=22.4km/リッター(JC08モード)/価格=144万円(テスト車=156万750円/車体色<ミラノレッド×クリスタルブラックパール>=5万7750円/ディスプレイオーディオ=6万3000円)

ホンダN-ONE G・Lパッケージ(FF/CVT)/N-ONE Premium Tourer(FF/CVT)【試乗記】

看板に偽りなし! 2012.11.21 試乗記 ホンダN-ONE G・Lパッケージ(FF/CVT)/N-ONE Premium Tourer 2トーンカラースタイル(FF/CVT)
……136万6000円/156万750円

往年の名車をモチーフに開発された、ホンダの新型軽「N-ONE(エヌワン)」に試乗。その走りや使い勝手を、2つのグレードでチェックした。

3番目に本命登場

「CMで見て、懐かしいわねって話していたんですよ。初めて買ったクルマでしたから」

撮影をしていたら、60代とおぼしき品の良い奥さまに話しかけられた。隣ではご主人がほほえんでいる。「ホンダN-ONE」の試乗会場となったのは横浜美術館で、一般入場者も出入りしていたのだ。もちろん、奥さまがおっしゃったのは「N360」のこと。N-ONEの特徴的なフロントマスクを見て、すぐにN360を思い出したという。マニアではない一般の女性がモチーフを認識したのだから、デザインは大成功ということになる。

このご夫婦以外にも、展示車に寄ってきて興味深そうにのぞきこむ人が大勢いた。新車が注目を集めるのは当然だが、その数と熱気が尋常ではない。多くの人がうれしそうな笑顔を浮かべていたのが印象的だった。N360の記憶を持つ団塊世代だけでなく、集まってきた人々の中には若い世代も少なからずいた。レトロではなく “タイムレス”だとするデザインの意図は、どうやらうまく伝わっているらしい。

N-ONEは「N BOX」「N BOX+」に続く「Nシリーズ」3番目のモデルである。とはいっても、そもそも「N」の名はN360の直系たるこのモデルあってのものなのだから、満を持しての本命登場なのだ。N BOX は10月に1万8203台を売り上げ、車名別新車販売ランキングでは「スズキ・ワゴンR」や「ダイハツ・ムーヴ」を上回ったばかりか、「トヨタ・プリウス」をもしのいで堂々の第2位につけている。スーパーハイトワゴンのジャンルで成功を収めた勢いをかって、いよいよ主戦場であるハイトワゴンのマーケットに乗り出した。

「N-ONE」の“ご先祖カー”「N360」。1967年に発売されるや、「速い、広い、安い」を武器に爆発的なヒットを飛ばした。
「N-ONE」の“ご先祖カー”「N360」。1967年に発売されるや、「速い、広い、安い」を武器に爆発的なヒットを飛ばした。
「N360」のリアビュー。その奥にチラリと見えるのは、テレビCMにも登場する「N-ONE」の実物大ペーパークラフト。
「N360」のリアビュー。その奥にチラリと見えるのは、テレビCMにも登場する「N-ONE」の実物大ペーパークラフト。
「N-ONE」の走行シーンから。上の写真と比べると、後ろ姿も「N360」に似てる? 「デザイン上参考にした点もあるが、最も色濃く受け継いだのは、常に革新と先進を提案するという志そのもの」とは、ホンダ開発陣の弁である。
「N-ONE」の走行シーンから。上の写真と比べると、後ろ姿も「N360」に似てる? 「デザイン上参考にした点もあるが、最も色濃く受け継いだのは、常に革新と先進を提案するという志そのもの」とは、ホンダ開発陣の弁である。

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