「ホンダ・インサイト」復活! 189万円から

2009.02.05 自動車ニュース
新型「ホンダ・インサイト」
「ホンダ・インサイト」復活 

「ホンダ・インサイト」復活! 189万円から

本田技研工業は2009年2月5日、ハイブリッドカー「インサイト」の新型を発表した。翌2月6日に発売する。

車名はそのままに、パッケージングは大きく変更された。
「ホンダ・インサイト」復活 

■車格アップも、プライスダウン

1999年9月にデビューした、ホンダのハイブリッド車「インサイト」。9年半ぶりに2代目が、復活デビューをはたした。
3ドアハッチバックだったボディ形状は、新たにリアドアとリアシートを追加して5ドアハッチバックに。定員を2名から5名に増やすとともに、ハイブリッドユニットのベースエンジンも1リッターから1.3リッターに拡大して、パワーアップを図った。さらに、燃費を基準に運転のレベルを評価してドライバーに知らせるなど、ソフト面でも積極的なエコドライブを促す。

価格は、189.0万円から221.0万円まで。先代モデルより20万円以上、ライバルと目される「トヨタ・プリウス」より40万円以上安いスタート価格も、大きなアピールポイントとなっている。

運転席まわりの様子。エネルギーメーターなど、ハイブリッドならではの計器が並ぶ。
運転席まわりの様子。エネルギーメーターなど、ハイブリッドならではの計器が並ぶ。
二段式の荷室。フロアボードを105mm落としこんで高めの荷物に対応する。
二段式の荷室。フロアボードを105mm落としこんで高めの荷物に対応する。

■3ドアから5ドアへ

リアタイヤをスカートで覆うなど、SFチックなエアロフォルムが印象的だった、初代「インサイト」。その2代目は、ボディ形状そのものが3ドアから5ドアへと変貌。ホンダの燃料電池車「FCXクラリティ」に似たフロントまわりで先進性を醸し出すも、全体的にはライバル「トヨタ・プリウス」も思わせる、紡錘形のモノフォルムに生まれ変わった。

実際の寸法は、全長×全幅×全高=4390×1695×1425mmで、ホイールベースは2550mm。リアシートが追加されたこともあり、2シーターの先代モデル(3940×1695×1355mm)より450mmも長いものの、プリウス(4445×1725×1490mm)に比べれば、ひとまわり小さい。

いっぽうのインテリアは、ドライバーを中心とした左右非対称なインストゥルメントパネルや二階建てのメーターなどに、未来的なテイストを添えた。エコカーであるにもかかわらず、パドルシフトが備わるのが「ドライビングプレジャーに満ちあふれたコクピットに仕立てた」というホンダならではのポイント。
新たに追加された後席は、6:4の分割可倒式。バッテリー類の小型化やスペアタイヤレスの甲斐あって、5名乗車時でも最大400リッターの荷室容量を確保している。

新型インサイトのパワーユニット。モーターは出力を高めつつ、従来より22%薄型化された。
「ホンダ・インサイト」復活 

■エンジンはよりパワフルに

インサイトのキモとなるハイブリッドシステムは、多くのライバル車と同じく、ガソリンエンジンをモーターがサポートするタイプだ。トランスミッションはCVTで、駆動方式はFFのみ。
排気量は先代モデルより3割アップして、1リッター(70ps/5700rpm、9.4ps/4800rpm)から1.3リッター(88ps/5800rpm、12.3kgm/4500rpm)に。これをサポートするモーターの出力も、10ps、5.0kgmから14ps、8.0kgmへとアップした。いっぽうで、ひとつのシリンダーにふたつのプラグを与えて点火タイミングを可変制御したり、減速時に吸排気ともバルブ動作を休止するなどして、燃焼効率の向上を図った。
ボタンひとつでスロットルバルブやCVT、エアコンを協調制御する「ECONモード」も燃費に貢献するもので、10・15モードの値は30.0km/リッターを達成。全グレード、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」の認定を取得している。

“エコ運転度”の採点画面。燃費の履歴を検証することができる。
“エコ運転度”の採点画面。燃費の履歴を検証することができる。

「ホンダ・インサイト」復活! 189万円からの画像

■ソフト面でもエコロジー

カタログ値はさておき、新型インサイトでは、実際に運転した時の“実用燃費”を向上させるべく、ソフトの面でもフォローする。
具体的には、加減速の程度に応じてブルーからグリーンへと色が変わるメーターで、リアルタイムに低燃費運転の達成度を知らせたり、運転毎の“エコドライブ度”を採点し、それまでの通算成績を表示するなどし、ドライバーの意識を高める。ホンダ純正のHDDインターナビシステムを使えば、より燃費をよくするためのアドバイスを得たり、全国におけるエコドライブランキングを知ることもできる。
ゲーム感覚でドライバーの低燃費運転に対するモチベーションを高め、継続させようという工夫が、新しい。

(webCG 関)

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