ハリアー改め?「レクサスRX」、新登場

2009.01.19 自動車ニュース
「レクサスRX」
「レクサスRX」、ハリアー改め日本で発売

ハリアー改め?「レクサスRX」、新登場

トヨタ自動車は2009年1月19日、「レクサス」ブランドのSUV「RX」シリーズの新型を発売した。

エクステリアは、ベルトラインから上半分で流麗さを表現。フェンダーの張り出しなど下半分の力強さにもこだわったという。
「レクサスRX」、ハリアー改め日本で発売

■ブランドごとチェンジ

2008年11月、アメリカのロサンゼルスショーでお披露目された3代目「レクサスRX」が、お膝元の日本で発売された。
本場アメリカでは、レクサス販売台数の3割を占める重要モデルで……といっても少々聞きなれないこちらの日本名は、「トヨタ・ハリアー」。レジャー用途のイメージが強いSUVに、街乗りテイストや高級感を添えた“オールラウンドSUV”である。3代目はさらに、ボディサイズをアップして、国内での取り扱いブランドもトヨタから“昇格”。レクサスの魅力を前面に出しながら、他のセダンモデルとは異なるアクティブな使い方を提供するのだという。

価格のほうもクラスが上がり、3.5リッターV6エンジンの「RX350」が、460.0〜565.0万円。4月以降にはハイブリッドモデル「RX450h」も追加される予定で、こちらは570.0〜650.0万円。月の目標販売台数は、あわせて650台となっている。
なお、従来型の「ハリアー」「ハリアーハイブリッド」は、ひきつづきトヨペット店で併売される。

 
「レクサスRX」、ハリアー改め日本で発売
 
「レクサスRX」、ハリアー改め日本で発売

■見るからにレクサス

「時が経つほどじっくりと味わえるように作りこんだ」という、レクサスRX。エクステリアは、他のレクサス車に通じるもので、とりわけフロントまわりのデザインは、フラッグシップセダン「LS」を思わせる。
実際のボディサイズは、全長×全幅×全高=4770(+35)×1885(+40)×1690(+10)mmで、ホイールベースは2740(+25)mmに。現行型トヨタ・ハリアーと比べて、ひとまわり大きくなった(差はカッコ内)。

いっぽうインテリアは、弓型のダッシュボードを中心に左右非対称になっている。ドライバーズカーを意識して包まれ感のあるデザインとするも、レクサスらしい“おもてなし”も抜かりなし。例えば、ドライバーがクルマに近づいただけで足元手元を順次ライトアップしていくギミック(イルミネーテッドエントリーシステム)。一部モデルには座面長まで変えられる10Wayパワーシートなども備わる。
HDDナビは全車標準。画面近くまで手を伸ばすことなく、センターコンソール上に備わるマウスのようなノブで操作できる「リモートタッチ」が新しい。ほか、白色有機ELを採用したマルチインフォメーションディスプレイなど、これまでにない試みが盛り込まれた。

ハイブリッドモデル「450h」のエンジンルーム。外観では、オリジナルのヘッドランプやアルミホイール、青みがかったエンブレムなどが「350」との相違点。
「レクサスRX」、ハリアー改め日本で発売

■速さはそこそこ、エコ重視

RXは、エンジン別に2種類で展開する。ひとつは、ミニバン「アルファード」などと同じ3.5リッターV6ユニット「2GR-FE」(280ps/6200rpm、35.5kgm/4700rpm)を搭載する「RX350」で、6段ATを組み合わせ、FFと4WDでラインナップする。

春先に追加予定のハイブリッドモデル「450h」は、「速さについては、もう十分」という先代への評価を受けて、パフォーマンスの追及はそこそこに。環境性能の向上に注力したという。すなわち、350のエンジンをベースに、吸気・圧縮のタイミングを遅らせるなどして燃焼効率をアップ。アトキンソンサイクル化した「2GR-FXE」ユニットの出力は245ps、32.3kgmに留めるも、167ps、34.2kgmを発生する電気モーターが走りをサポートする。
トランスミッションはCVT。リアにも68ps、14.2kgmのモーターを1基搭載し、プロペラシャフトを介すことなく四輪を駆動する(「E-Four」)。
3.3リッターの「ハリアーハイブリッド」に比べて排気量は大きくなったが、肝心の燃費は、10・15モードで17.8km/リッターから18.8km/リッターへと向上した。

 
「レクサスRX」、ハリアー改め日本で発売
 
「レクサスRX」、ハリアー改め新登場

■足まわりも自慢です

プラットフォームは、前半分が北米版ハリアーたる「ハイランダー」がベースで、後半部分は新設計。リアのみデュアルリンク式ストラットからトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンへとサスペンション形式を変更し、高級セダンに匹敵する乗り心地と安定性を目指したという。荷室への張り出しがなくなり容量が22リッター拡大する(445リッター)などユーティリティにもメリットが生まれた。
なお、「350」「450h」とも、最上級グレードの「version L Air suspension」は電子制御式エアサスペンションを備える。フラットな乗り心地を提供するだけでなく、ボタンひとつで車高を変えて荷物の積み下ろしを容易にする。ワンタッチでリアシートを倒せる荷室のレバーなど、細部への気遣いも見られ、本場アメリカでユーザーの6割が女性だという「RX」ならではの仕上がりとなっている。

(webCG 関)

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