【スペック】AT:全長×全幅×全高=4250×1845×1315mm/ホイールベース=2550mm/車重=1530kg/駆動方式=FR/3.7リッターV型6気筒DOHC24バルブ(336ps/7000rpm、37.2kgm/5200rpm)/価格=446万2500円(テスト車=492万1350円/カーウィングスナビゲーションシステム32万2350円/特別塗装色プレミアムルマンブルー=13万6500円)

日産フェアレディZ バージョンST(FR/7AT)/バージョンST(FR/6MT)【試乗速報】

「こんな時期」こそスポーツカー 2009.01.16 試乗記 日産フェアレディZ バージョンST(FR/7AT)/バージョンST(FR/6MT)
……492万1350円/467万9850円
冷たい逆風がピューピュー吹く中、新型「フェアレディZ」が登場。それでも6代目の“Z”は、「スポーツカーっていいなぁ……」としみじみ感じせてくれる出来映えだった。

次男はのびのび、日産3兄弟

日産はいまや、日本一のスポーツカー一家だ。1957年の「プリンス・スカイライン」をオリジンに持つ「スカイラインクーペ」が長男、1969年に初代がデビューした「フェアレディZ」が次男で、2007年の「GT-R」が末っ子。この3兄弟の構成は、お宅は亀田家ですかと聞きたくなるぐらい強烈だ。

2008年12月に、「フェアレディZ」がフルモデルチェンジを受けて6代目となった。新型を写真で見た時には、なんだ変わってないじゃんと思ったけれど、試乗会会場で実車を見ると先代とは全然違う。金属を削りだしたかのようなカタマリ感やリアのボリューム感など、新型のほうが明らかに二枚目。インテリアもはっきりと上等になっている。

試乗を終えて感じたのは、次男はのびのびしている、ということ。長男「スカイランクーペ」は北米で「インフィニティG37クーペ」として成功。末っ子「GT-R」も欧米の列強をビビらすパフォーマンスで世界にアピールした。長男がプレミアム、末弟が超ド級を担当してくれることで、次男はスポーツカーに磨きをかけることに専念できた。

つまり3兄弟の役割分担が明確になったことで、6代目となる新型「フェアレディZ」は高級感やラップタイムに縛られることなく、純粋に走る楽しさを追求できた。新型Zの開発キーワードは「すべては走りのために」だったというけれど、確かにファン・トゥ・ドライブを純化しようとする試みはいろいろな部分から伝わってくる。具体的には、まず寸法に表れている。

エンブレム一体型のサイドターンランプ。
エンブレム一体型のサイドターンランプ。

日産フェアレディZ バージョンST(FR/7AT)/バージョンST(FR/6MT)【試乗速報】の画像
リアのコンビネーションランプやヘッドランプの“ブーメラン型”は、書道における「とめ、はね、はらい」をモチーフにしたものだという。
リアのコンビネーションランプやヘッドランプの“ブーメラン型”は、書道における「とめ、はね、はらい」をモチーフにしたものだという。

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