レクサス初のハイブリッド専用モデル「HS250h」を披露【デトロイトショー09】

2009.01.15 自動車ニュース

【デトロイトショー09】レクサス初のハイブリッド専用モデル「HS250h」を披露

トヨタ自動車は、2009年1月11日に開幕した北米デトロイトショーで、レクサスブランド初となるハイブリッド専用モデル「HS250h」を公開した。

■「IS」よりちょっと大きなFFサルーン

今年の夏頃にも日本での発売が予定されるレクサスのニューモデルが「HS」だ。HSは「Harmonious Sedan」を意味し、「“ときめき”と“やすらぎ”に満ちた時間を提供するクルマ」を目指して開発が進められてきたという。このHSがデトロイトショーでデビュー。概要が明らかになった。

「IS」と「GS」のあいだに位置づけられるHS。実際、ボディサイズは、全長4695×全幅1785×全高1505mmと、ISに比べて全長が110mm長い。さらに、(レクサスの)他のセダンとは異なり、FFレイアウトを採用することで、余裕の室内空間を手に入れているのが特徴だ。しかし一番の売りは、レクサス初のハイブリッド専用モデルという点であることはいうまでもない。

搭載されるハイブリッドシステムは、2.4リッター直列4気筒のアトキンソンサイクルエンジン(圧縮比より膨張比を大きくすることで熱効率アップを図るエンジン)と電気モーターを組み合わせたもので、システム全体の最高出力は187ps。これは北米で販売されている「カムリハイブリッド」と同じスペックであり、プラットフォームも含めて、共通する部分の多いことは容易に想像できる。燃費は公表されていないが、カムリハイブリッドの34mpg(=14.5km/リッター、アメリカコンバインドモード)に準じると予想される。

「HS250h」では、エンジンのウォームアップ時間を短縮して燃費向上を図る工夫として、排気の熱で冷却水を温める「排気熱再循環システム」を採用。また、環境車にふさわしく、植物由来のエコプラスチックを荷室のトリムなどに使用して環境負荷低減にも努めている。センターコンソールのタッチパネルでナビ画面のポインターが操作できる「リモートタッチ」やプリクラッシュセーフティシステムに代表される最新の安全装備も充実している。

「GS」「LS」「RX(日本未導入、ハリアーとして販売)」に続く4番目のハイブリッドカーとして注目を集めるのは必至のHS250h。ハイブリッドには興味があるが、サイズやパワー、そして価格の面で二の足を踏んでいたレクサスオーナー予備軍にはまさにうってつけだろう。ハイブリッドがコア技術となりつつあるレクサスにとって、HS250hで新たな層を取り組むことこそが起死回生の妙薬なのかもしれない。

(文=生方聡)

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