【スペック】GT-R Black edition:全長×全幅×全高=4670×1895×1370mm/ホイールベース=2780mm/車重=1730kg/駆動方式=4WD/3.8リッターV6DOHC24バルブターボ(550ps/6400rpm、64.5kgm/3200-5800rpm)/燃費=8.7km/リッター(JC08モード)/価格=963万9000円(テスト車=1043万7000円/ドライカーボン製リアスポイラー+SpecVホイール=75万6000円/特別塗装色<メテオフレークブラックパール>=4万2000円)

日産GT-R Black edition(4WD/6AT)/GT-R Pure edition(4WD/6AT)【試乗記】

さらなる速さへ 2012.11.22 試乗記 日産GT-R Black edition(4WD/6AT)/GT-R Pure edition(4WD/6AT)
……1043万7000円/1186万9200円

「GT-R」の歴史は、進化の歴史。ニュルブルクリンク24時間レースからのフィードバックによって、さらに速くなったという2013年モデルを東北のニュル(?)、スポーツランドSUGOで試す。

止まらぬ進化

2007年のデビュー当時から、日産は「GT-Rは毎年進化する」と言ってはばからなかった。その公約通り、年末には翌年に向けたイヤーモデルがデビューし、これをジャーナリストたちが試乗・評価するのが通例になっている。今回はその最新モデルである2013年仕様「MY13」に、スポーツランドSUGOで試乗した。

MY13における変更点を順に説明してくと、まずGT-RをGT-Rたらしめている3.8リッターV型6気筒ツインターボ(VR38DETT)はMY12と同じ550psと64.5kgmを発生するが、周辺メカニズムの洗練が図られている。

具体的には、高出力用インジェクターを採用し、燃料噴射をより高精度なものとした。また、ターボチャージャーの急激な過給圧低下を抑えるために、過給バイパスに専用オリフィスを追加している。そしてオイルパンに特殊構造のバッフルプレートを設けることで、高G領域でも油圧を安定化。これに伴い、モチュール製エンジンオイル「COMPETITION OIL」をディーラーオプションとして設定した。

シャシー面ではダンパー(ビルシュタイン・ダンプトロニック)、スプリング、フロントスタビライザーを仕様変更。フロントのサスペンションアームにはキャンバー調整が可能なカムボルトを採用した。こうしてアライメント特性を明確化させた上で、フロントのロールセンター位置を従来より下げ、その操縦性をさらに向上させているという。

またダッシュパネルバー2カ所とインストメンバー部にレインフォースを追加してボディー剛性を向上させた。高負荷時の耐久性を向上させるために、ドライブシャフトのハブベアリングに対する締結剛性も高めたという。

2013年モデル(MY13)のエンジンのポイントは、中回転域のトルクレスポンスと高回転域の伸びの向上。550psおよび64.5kgmと数値自体はMY12と変わらないが、0-100km/h加速は2.8秒から2.7秒に短縮された。最高速は315km/hをうたう。
2013年モデル(MY13)のエンジンのポイントは、中回転域のトルクレスポンスと高回転域の伸びの向上。550psおよび64.5kgmと数値自体はMY12と変わらないが、0-100km/h加速は2.8秒から2.7秒に短縮された。最高速は315km/hをうたう。
「匠の技」を大事にするのもR35型「GT-R」の姿勢。MY13のエンジンには、エンジン1基をすべて手組みした職人の名を刻んだアルミ製ネームプレートが貼られる。
「匠の技」を大事にするのもR35型「GT-R」の姿勢。MY13のエンジンには、エンジン1基をすべて手組みした職人の名を刻んだアルミ製ネームプレートが貼られる。
細かなところでは、バックビューモニターが「Black edition」と「Premium edition」で標準装備とされた。
細かなところでは、バックビューモニターが「Black edition」と「Premium edition」で標準装備とされた。

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