【スペック】2.0XT EyeSight:全長×全幅×全高=4595×1795×1695mm/ホイールベース=2640mm/車重=1480kg/駆動方式=4WD/2リッター水平対向4DOHC16バルブターボ(280ps/5700rpm、35.7kgm/2000-5600rpm)/燃費=13.2km/リッター(JC08モード)/価格=293万6850円(テスト車=322万350円/リアビューカメラ付きSDナビゲーションシステム+シルバールーフレール=28万3500円)

スバル・フォレスター2.0i-L EyeSight(4WD/CVT)/2.0XT EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】

地味な変化で確かな進化 2012.11.25 試乗記 スバル・フォレスター2.0i-L EyeSight(4WD/CVT)/2.0XT EyeSight(4WD/CVT)
……288万7500円/322万350円

フルモデルチェンジで4代目となった、スバルのSUV「フォレスター」。その進化のポイントは? 自然吸気モデルとターボモデルに試乗した。

“よいところ”は残しながら

「今度のインプレッサは、『XV』のためにモデルチェンジしたんじゃないかと言われるんですよ」と、エンジニアの方が笑う。新型「インプレッサXV」の受注好調で、そんな冗談も飛び出す。「XV、カッコいいですもんね」と言葉を受けると、「『フォレスター』もカッコいいですから」とエンジニア氏。

「スバル・フォレスター」のプレス試乗会に来ている。きまじめなスバルのイベントらしく、会場の一角には新型フォレスターのエンジン+トランスミッションとサスペンションが展示される。4代目となった「インプレッサ」の車高を上げ、SUVテイストを加味したのが“XV”である。高くなった全高に対応して、XVのサスペンションはスタビライザーが強化された。コーナリング時のロール剛性を上げるためだ。

サスペンションの基本をXVと共用し、ボクシーなSUVボディーを載せたのが、新しいフォレスターといえる。2640mmのホイールベースはXVと同寸。ただし、リアフロアは専用開発だ。最低地上高は、XVの200mmよりさらに高い220mm。ホイールを取り付けるハブの厚さを変えることで、トレッドが若干広げられ、前/後=1545/1550mmとなった。

ボディーサイズは(カッコ内は先代モデルとの比較)、全長4595mm(+35mm)、全幅1795mm(+15mm)、全高1695mm(+20mm)。先代より大きくはなったが、依然として「取り回しのいい、ほどほどの大きさのSUV」といえる寸法である。5.3mの最小回転半径は変わらない。

エンジンはもちろん水平対向4気筒で、新世代の2リッター自然吸気(148ps、20.0kgm)と、2リッター直噴ターボ(280ps、35.7kgm)が採用された。
トランスミッションは、インプレッサ同様、トルコン式ATから「リニアトロニック」と称するCVTに変更された(自然吸気モデルには6段MTも用意される)。その恩恵もあって、カタログ燃費は、自然吸気モデルが15.2km/リッター(MT車など一部を除く)、ターボでも13.2km/リッターを達成。フォレスターのCVTモデルは、自然吸気、ターボを問わず、エコカー減税50%対象車となる。

力強さを演出しながらも、伸びやかなシルエットが与えられた新型「スバル・フォレスター」。写真は18インチアルミホイールが特徴のターボモデルで、ルーフレールはオプション扱い。
力強さを演出しながらも、伸びやかなシルエットが与えられた新型「スバル・フォレスター」。写真は18インチアルミホイールが特徴のターボモデルで、ルーフレールはオプション扱い。
先代「フォレスター」でも採用されていた「FB20」ユニット。今回はさらに、摩擦抵抗の低減など改良を加えたうえで搭載される。
先代「フォレスター」でも採用されていた「FB20」ユニット。今回はさらに、摩擦抵抗の低減など改良を加えたうえで搭載される。
5人乗車時の荷室容量は、先代モデルに比べて55リッター多い505リッターを確保。後席を倒した際の床面は傾斜角度が変わり(4度→2度)、より水平に近づいた。
(写真をクリックするとシートの倒れるさまが見られます)
5人乗車時の荷室容量は、先代モデルに比べて55リッター多い505リッターを確保。後席を倒した際の床面は傾斜角度が変わり(4度→2度)、より水平に近づいた。
(写真をクリックするとシートの倒れるさまが見られます)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

フォレスターの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • スバル・フォレスター2.0XT EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2016.1.11 試乗記 安全装備の強化や運動性能の向上、快適性の改善など、スバルのミドルサイズSUV「フォレスター」が大幅な改良を受けた。進化を遂げた現行モデルの実力を、280psを発生する直噴ターボエンジンを搭載した最上級グレード「2.0XT EyeSight」で確かめた。
  • トヨタC-HRプロトタイプ【試乗記】 2016.11.14 試乗記 成長著しいコンパクトSUV市場に、トヨタが満を持して送り出すニューモデル「C-HR」。そのプロトタイプにクローズドコースで試乗。“攻め”のスタイリングと入念にチューニングされたシャシー&パワーユニットに、トヨタの意気込みを感じた。
  • スバル・レヴォーグ2.0STI Sport EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2016.10.17 試乗記 スバルのワゴン「レヴォーグ」に、「STI Sport」を名乗る最上級グレードが登場。一体、どんな走りを見せるのか? 排気量の異なる2タイプのうち、よりパワフルな2リッターモデルで、その実力を試した。
  • 「スバルAWDオールラインナップ雪上試乗会」の会場から 2016.2.15 画像・写真 2016年2月上旬、北海道千歳市にある新千歳モーターランドを拠点に、報道関係者向けの「スバルAWDオールラインナップ雪上試乗会」が開催された。会場に並んだ、さまざまなスバル車の走りと技術的ハイライトを、写真とともにリポートする。
  • スバル・フォレスターS-Limited/フォレスター2.0i-L EyeSight/フォレスター2.0XT EyeSight【試乗記】 2015.10.22 試乗記 スバルの屋台骨を支えるミドルサイズSUV「フォレスター」が、デビューから3年を経てマイナーチェンジを受けた。安全装備の強化や内外装の変更、シャシー性能の向上など、全方位的に改良されたという同車の実力を、テストコースで試す。
ホームへ戻る