【スペック】全長×全幅×全高=2985×1680×1500mm/ホイールベース=2000mm/車重=890kg/駆動方式=FF/1リッター直3DOHC12バルブ(68ps/6000rpm、9.2kgm/4800rpm)/価格=160.0万円(テスト車=193万2955円)

トヨタiQ 100G“レザーパッケージ”(FF/CVT)【ブリーフテスト】

トヨタiQ 100G“レザーパッケージ”(FF/CVT) 2009.01.07 試乗記 ……193万2955円
総合評価……★★★

2008年度の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「トヨタiQ」。小さな巨人と誉れ高い同車の実力を、最上級グレードで試してみた。

課題は山ほどある

一見すると「パッソ」の後半部分を切り詰めて短期間で造りあげたような印象を受ける。実際には、FFユニットを前後さかさまにしてデフ側を前にし、エンジンを後退させるなどの工夫までもして全長を切り詰めてある。

四隅に位置するタイヤのレイアウトからみても、非常に小回りは利きそう。しかし実際に狭い場所に出入りしてみると、意外にボディの大きさを持て余してしまう。各コーナーに配した、バンパーに相当する「コーナーパッド」も、本来こすれてもいいパーツではあるが、気になってしまうもの。自信をもって障害物ギリギリをかすめることはできない。

これは、ひとえに視界の問題だけではない。詳しくは後述するが、天地寸法が大きなドアとシートポジション、タイヤの位置関係や操舵フィールなど、まだまだ初期段階で検討もしくは実験すべきことは残されているように思われる。そのなかでも外観デザインに起因する乗りにくさこそ、大きなマイナスポイントになっている。

はっきり言ってしまえば、メルセデス製コンパクトカー「スマート」の2匹目のドジョウを狙ったものと思われるが、徹底して相手を凌駕するまでレベルを上げてしまわないと、パクリであるという評価を払拭することは出来ない。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

iQの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • トヨタ・ヴィッツ ハイブリッドU/ヴィッツ ハイブリッド ジュエラ【試乗記】 2017.2.16 試乗記 マイナーチェンジを機にハイブリッドモデルの国内販売がスタートした、トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」。既存の小型ハイブリッド車「アクア」とは、どんな違いがあるのだろうか。かつてアクアを所有した清水草一が、その走りや乗り心地をチェックした。
  • トヨタ・プリウスPHV Aプレミアム(FF/CVT)【試乗記】 2017.3.7 試乗記 家庭で充電できる「トヨタ・プリウス」たる、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」の新型に試乗。「現在最も省エネルギーにつながるクルマ」とアピールされる、最新エコカーの実像に迫った。
  • トヨタC-HR G-T(4WD/CVT)【試乗記】 2017.2.21 試乗記 TNGAに基づいて開発された、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」。欧州各地での走り込みによって鍛えたというその実力を、販売台数では劣勢の1.2リッターターボモデルでテスト。ハイブリッドモデルにはない魅力とは?
  • ジュネーブショー2017の会場から(その7) 2017.3.9 画像・写真 2017年3月7日に開幕した第87回ジュネーブ国際モーターショー。トヨタはTOYOTA GAZOO Racingが開発した「ヤリスGRMN」や、3人乗りシティーコミューターのコンセプトモデル「i-TRIL」を発表した。
  • BMW 318iスポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.17 試乗記 BMWの「3シリーズ セダン」に、「1シリーズ」や「2シリーズ」と同じ1.5リッター直3ターボを搭載した廉価モデルが登場。そこに“駆けぬける歓び”はあるのか? 走りや乗り心地の印象に加えて、燃費のデータを報告する。
ホームへ戻る