【スペック】ML63 AMG:全長×全幅×全高=4815×1950×1775mm/ホイールベース=2915mm/車重=2350kg/駆動方式=4WD/6.2リッターV8DOHC32バルブ(510ps/6800rpm、64.2kgm/5200rpm)/価格=1490.0万円(テスト車=同じ)

メルセデス・ベンツ ML63AMG(4WD/7AT)【試乗記】

もう、やさしい顔はできないかも 2008.12.22 試乗記 メルセデス・ベンツ ML63AMG(4WD/7AT)
……1490.0万円

2008年10月、「メルセデス・ベンツML」にマイナーチェンジが施された。試乗したのは、シリーズきってのコワモテ、「ML63AMG」だ。

威圧感を求められる宿命

メルセデスのSUVレンジを代表する「Mクラス」がビッグ・マイナーチェンジを受けた。いや、マイナーチェンジとはいっても、最近のシュトゥットガルト流に迫力を倍増した顔つきなど、雰囲気としてはフルチェンジに近い。「やっぱベンツって、押し出しでしょ」という感じ満々だ。

エンジンをはじめ主なメカニズムはこれまで通りだが、全車パドルシフト付きの4本スポークステアリングになったり、安全への対策を全方位網羅したプロセーフ機構を採用したりと、さすが高級SUVの王道を行くだけのことはある。

プロセーフ・メニューの中には、ユニークな「プレ・セーフ」も含まれている。あまりにも急激なブレーキングなど、もはや衝突を避けられないかもしれないとなった瞬間、もし助手席パセンジャーが背もたれを寝かせてくつろいでいても、限られた時間でできるだけシートを起こし、ベルトを効果的に働かせたりする。目立ちにくい装置だが、被害を軽減するためには、どんな細かいことも軽視しない決意の表れだろう。

そんな新型Mクラスの旗艦といえば、もちろん自慢のAMGモデル「ML63AMG」だ。標準のV6(3.5リッター)やV8(5.5リッター)の代わりに、もはやスーパーメルセデスの定番となった6.2リッターV8、それも堂々の510psを搭載する。さりげなさそうに外面にちりばめられたクロームのアクセントや21インチの大径ホイールにも、普通ではないオーラが漂う。この威圧感にこそ、大枚1490万円を投じさせる意味があるのだろう。

ML63AMGには、上質なナッパレザーのダッシュボード表皮やドアパネルが採用される。
ML63AMGには、上質なナッパレザーのダッシュボード表皮やドアパネルが採用される。
AMG専用のスポーツシート。メモリー付きパワーシートが標準で備わる。
AMG専用のスポーツシート。メモリー付きパワーシートが標準で備わる。

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