BMW Z4がフルモデルチェンジ【デトロイトショー09】

2008.12.18 自動車ニュース

BMW Z4がフルモデルチェンジ【デトロイトショー09】

【デトロイトショー09】BMW Z4がフルモデルチェンジ

BMWは、デトロイトショーで「オールニュー」を謳う新型「Z4」を発表する。

■合理化されたルーフ

デトロイトショーで、新型「BMW Z4」がデビューする。新型Z4の最大の特徴は、ルーフが従来のソフトトップからハードトップに切り替えられたこと。BMWは3シリーズカブリオレに続き、よりスポーツ色の強いZ4についても「幌」の採用を見送ったのだ。

BMWはこれまでソフトトップのメリットとして、車重の増加を抑えられることを挙げていた。それにもかかわらず、リトラクタブル・ハードトップを採用した理由はどこにあるのか? もちろん、フルオープンの開放感とクローズド時の高い静粛性を両立できる同ルーフには、1台でそれぞれの魅力をイイトコ取りできるというメリットもある。しかし、同ルーフを採用した理由はそれだけではないようだ。資料では、新型Z4は従来の「Z4カブリオレ」と「Z4クーペ」両方の後継モデルにあたると説明される。裏を読むと、今回の決断には車種を一本化し生産効率を高めるという合理化の狙いもあるのかもしれない。

それはさておき、技術に対して高い完成度を求めるBMWのこと、今回のリトラクタブル・ハードトップについても、従来モデルを凌駕する高い機能性を求めたことがうかがえる。まずルーフの素材に軽量なアルミニウムを採用することで、重量の増加を最小限に抑えている。また、コンパクトに収まる2分割式ルーフの採用により、約20秒という素早い開閉を可能としたうえ、折り畳まれたルーフの省スペース化を実現した。トランク容量はオープン時に180リッター、屋根を閉めた状態で310リッターと、従来モデル(240リッター)より拡大している。さらに視認性についても、側面、後方ともに40%、52%ずつ向上したという。

今回のモデルチェンジではエンジンも一新された。バリエーションは、新世代直噴3リッターターボ搭載の「sDrive35i」(306hp)、3リッターNAの「sDrive30i」(258hp)、2.5リッターNAの「sDrive23i」(204hp)の3モデル。トランスミッションにはマニュアルに加え、ツインクラッチ式の「7段スポーツオートマチック」が新たに採用された。

サスペンションには、「アダプティブ Mサスペンション」を新採用した。これは電子制御で3種類の異なる設定が可能なうえ、走行状況により車高が最大10mm下がる機能を持つ。また、スロットルレスポンスやDSCの設定のほか、ステアリングレスポンスを統合制御する「ドライブ・ダイナミック・コントロール」が標準装備されるのも新型ならでは。これら機能アップにあわせてインパネまわりのデザインも見直された。

なお、新型Z4は欧州では2009年5月より販売が開始される予定だ。

(webCG 曽宮)

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