【スペック】全長×全幅×全高=4100×1695×1525mm/ホイールベース=2600mm/車重=1090kg/駆動方式=FF/1.2リッター直3DOHC12バルブスーパーチャージャー付き(98ps/5600rpm、14.5kgm/4400rpm)/燃費=24.0km/リッター(JC08モード)/価格=167万4750円(テスト車=184万2750円)

日産ノート MEDALIST(FF/CVT)【試乗記】

薄味良品 2012.11.27 試乗記 日産ノート MEDALIST(FF/CVT)
……184万2750円

燃費性能と使い勝手のよさをウリとする新型「日産ノート」。実際の燃費は? 走りや乗り心地は? 上級グレード「MEDALIST(メダリスト)」で試した。

作り手の熱意に期待高まる

自動車メディアではあまり触れられていないけれど、「日産ノート」のチーフプロダクトスペシャリストを務めた水口美絵さんは、国内の自動車メーカーでは初めての、女性の商品企画責任者だという。しかも以前はトヨタ自動車のデザイナーだったそうで、一度は専業主婦になったものの、クルマ作りに戻りたくて日産に入ったという、異例の経歴の持ち主でもある。

彼女には先に千葉県で行われた試乗会でお会いし、思ったことをストレートに口にする方とお見受けした。ここでは書けない言葉がポンポン飛び出してきて、今年出会った自動車関係者では5本の指に入る、記憶に残る人だった。でも言葉の端々から、「いいクルマを作りたい」という熱意がジワジワ伝わってきたのも事実である。

それでなくとも、僕は新しいノートに期待していた。2005年に登場した初代は、2600mmのロングホイールベースを生かした快適な乗り心地と落ち着いたハンドリングを併せ持つ、自分好みのコンパクトカーだったし、新型を含めてコンパクトカーの本場、ヨーロッパを主力市場に据えているところにも興味があった。

しかも新型ノート、最近の軽自動車やコンパクトカーで目立つ「価格と燃費」だけのプロダクトではない。別の機会にお話を伺ったプロダクトチーフデザイナーの前田敦さんには、国産コンパクトカーとしては造形に並ならぬこだわりがあることを教えられたし、エンジンは過給機装着によるダウンサイジングを導入している。

デザインやメカニズムからも“ヨーロッパの風”を感じる。だからこそ短時間の試乗ではなく、じっくり付き合ってみたい。そんな気持ちを抱いていたところ、編集部の計らいで、最上級グレードの「メダリスト」を1泊2日のドライブに連れ出すことができた。

インテリアの様子。ピアノ調のセンターパネルや本革巻きのステアリングホイールが標準で備わるのは、「ノート」の中で「MEDALIST」だけ。
インテリアの様子。ピアノ調のセンターパネルや本革巻きのステアリングホイールが標準で備わるのは、「ノート」の中で「MEDALIST」だけ。
3連デザインのメーター。上方の青いライトは運転の“エコ度合い”を示すもので、運転の仕方に応じて3段階に照射範囲が変化する。
3連デザインのメーター。上方の青いライトは運転の“エコ度合い”を示すもので、運転の仕方に応じて3段階に照射範囲が変化する。
荷室の容量は5人乗車時で338リッター。後席を倒してさらに拡大できる。フロアの高さは2段階に調節可能だ。
(画像をクリックするとシートの倒れるさまが見られます)
荷室の容量は5人乗車時で338リッター。後席を倒してさらに拡大できる。フロアの高さは2段階に調節可能だ。(画像をクリックするとシートの倒れるさまが見られます)

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