今年もF1マシンが爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催

2008.11.25 自動車ニュース

今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催

今年もF1マシンが爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催

今年最後の3連休の最終日である2008年11月24日、栃木県茂木町のツインリンクもてぎで、ホンダレーシングのファン感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY」が開催された。

欧州版「シビック・タイプR」のドライバーズシートに収まったジェンソン・バトン。「F1マシンとはまったく違うけど、とっても楽しいクルマだよ」とのこと。
今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催
バトンは「シビック・タイプR」を激しくホイールスピンさせてスタート。ピークパワーが700ps以上のマシンを自在に操るF1ドライバーにとって、最高出力200ps前後の市販車はオモチャみたいなもの?
今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催
まるでバンコクあたりの朝のラッシュ風景のようだったスーパーカブ大パレード。これでも参加車両のごく一部にすぎない。
今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催

■レーシングマシンだけじゃない

F1とMoto GPをはじめインディカー・シリーズ、スーパーGT選手権、モトクロス世界選手権、トライアル世界選手権など、四輪・二輪双方の国内外のさまざまなカテゴリーに積極的に参戦している、ホンダ。世界でも類を見ないモータースポーツ・オリエンテッドなメーカーである。そのホンダの、1年間のモータースポーツ活動を締めくくるのが、この「ホンダレーシング・サンクスデイ」だ。

日本で唯一のオーバルコースである「スーパースピードウェイ」とテクニカルな「ロードコース」を組み合わせた「ツインリンクもてぎ」。日本初の本格的なサーキットである「鈴鹿サーキット」と並ぶホンダファンにとっての“聖地”に用意されたプログラムは、なんと50以上!
なかでも中心となるのは、やはり2つのコースにおけるF1を筆頭とするレーシングマシンのデモランだが、今回のスペシャルとして組まれた市販車のデモランも観客を大いに楽しませた。

そのうちのひとつは、先日、来春から国内で限定販売することがアナウンスされた欧州版「シビック・タイプR」。本邦初公開となるこれを、ホンダF1のレギュラードライバーであるジェンソン・バトンが駆った。

もうひとつは、今年生誕50周年を迎えた世界の名車「ホンダ・スーパーカブ」の大パレード。スーパーGTなどに参戦する「チーム国光」監督の高橋国光の駆る最初期型(1958年)の「C100」を先頭に、全国から集まった200台以上もの新旧カブが連なって走る姿は壮観だった。

カブ大パレードに参加したライダー。左からMoto GPのレプソル・ホンダチームのエースであるダニ・ペドロサ、高橋国光、そして宮城光。ちなみに高橋国光は、カブ誕生と同じ1958年に開かれた「第1回全日本クラブマンレース」(通称「浅間火山レース」)でデビューウィン。ホンダにスカウトされ、それからわずか3年後の61年西ドイツGP250ccクラスで優勝。世界GPで初めてセンターポールに日の丸を掲げた。
今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催
5台のNSXで争われた「スーパーGTスペシャルレース」のスタートの瞬間。ジャンケンでポールポジションを獲得した「エプソンNSX」のステアリングは、代役として参加した中嶋悟監督が握っている。写真には写っていないが、ペースカーは燃料電池車の「FCXクラリティ」で、ドライバーは鈴木亜久里が務めた。
今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催
水煙を上げながらロードコースのストレートを爆走するバトンの「RA108」。
今年もバトンがF1で爆走! 〜「Honda Racing THANKS DAY」開催

■プロ根性を見た

朝方こそ陽が差していたものの、この日の関東地方の天気予報は曇りのち雨。昼過ぎぐらいからにわかに暗くなってきた空を見上げては、サーキット中の人間が「なんとかもってくれ!」と祈るなかでプログラムは進んでいった。
が、セミファイナルともいうべき「スーパーGTスペシャルレース」の開始とほぼ同時にポツリポツリと落ちはじめ、間もなく本降りに。

メインイベントである「F1&INDYパフォーマンス」のうち、レギュレーションで雨天時はレース中止となるためレインタイヤの備えのない「インディカー」(ドライバーは武藤英紀)は残念ながら走行中止。しかし、ジェンソン・バトンの駆るレインタイヤを履いたF1「RA108」は予定通りデモランを実施。バトンは派手な水煙を上げながらストレートを疾駆し、コーナーを攻め、最後はドーナツターンまで披露。トップドライバーの腕とプロ根性を見せつけた。

(文と写真=田沼 哲)

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