トヨタのモータースポーツ、大集合! 〜「トヨタモータースポーツフェスティバル2008」から

2008.11.25 自動車ニュース
ホームストレートに出場全選手が揃ったウェルカムセレモニー。
「トヨタのモータースポーツ」大集合! 〜「トヨタモータースポーツフェスティバル2008」から

トヨタのモータースポーツ、大集合! 〜「トヨタモータースポーツフェスティバル2008」から

2008年11月23日、静岡県小山町の富士スピードウェイで「トヨタモータースポーツフェスティバル2008」が開かれた。

マットブラックの塗装がいかにもプロトタイプらしい「レクサスLF-A」。ステアリングを握っているのは副社長兼ワークスドライバー(?)の豊田章男氏。
マットブラックの塗装がいかにもプロトタイプらしい「レクサスLF-A」。ステアリングを握っているのは副社長兼ワークスドライバー(?)の豊田章男氏。
OHVシングルキャブながら800psを絞り出す5.8リッターV8エンジンを搭載したNASCAR仕様の「カムリ」。ドライバーは第6戦で優勝、シリーズランキングではカムリ勢最上位の8位となったデニー・ハムリン。
OHVシングルキャブながら800psを絞り出す5.8リッターV8エンジンを搭載したNASCAR仕様の「カムリ」。ドライバーは第6戦で優勝、シリーズランキングではカムリ勢最上位の8位となったデニー・ハムリン。
6人のトップドライバーが2チームに分かれ、スラロームや車庫入れなどが設けられたホームストレート上のコースで競ったiQジムカーナ。
6人のトップドライバーが2チームに分かれ、スラロームや車庫入れなどが設けられたホームストレート上のコースで競ったiQジムカーナ。

■NASCARとLF-Aが日本デビュー

トヨタ、日産、ホンダの3社がそれぞれ1年のモータースポーツ活動の総決算として、毎年この時期に行うファン感謝イベント。今年のトップを切ったのは「トヨタモータースポーツフェスティバル2008」で、昨年同絶好のイベント日和に恵まれた富士スピードウェイ(FSW)で行われた。

パナソニック・トヨタレーシングのレギュラードライバーであるヤルノ・トゥルーリとティモ・グロック以下、出場全選手が顔を揃えたウェルカムセレモニーで幕を開けた本コース上のイベント。メインとなるのは、F1をはじめSUPER GT、フォーミュラ・ニッポンなどのデモランだが、今回はそれらに加えて2台のマシンが日本でサーキットデビューを果たした。

1台はアメリカでもっとも人気のあるモータースポーツであるNASCAR(National Association for Stock Car Auto Racing=全米ストックカーレース協会)の最高峰クラスである「スプリント・カップ・シリーズ」で、日本車として初の勝利を含む10勝を挙げた「カムリ」。もう1台は今年のニュルブルクリンク24時間耐久にテスト参戦し完走した「レクサスLF-A」である。
さらに今回は、国内最高峰のモータースポーツであるSUPER GTの「レクサスSC430」と、レギュレーションが大幅に変わる「フォーミュラ・ニッポン」の2008シーズン用マシンもお披露目された。

レーシングカーではないが、目新しいものがもうひとつ。先ごろ「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた「トヨタiQ」だ。「iQパフォーマンスステージ」「iQジムカーナ」というふたつのイベントがホームストレート上で行われ、そのコンパクトさと機敏な走りを大いにアピールしていた。

グランドスタンドを湧かせることにかけてはF1にも負けないドリフトパフォーマンス。マシン群に「ゼロ・クラウン」が加わっていた。
グランドスタンドを湧かせることにかけてはF1にも負けないドリフトパフォーマンス。マシン群に「ゼロ・クラウン」が加わっていた。
ホームストレートをランデブー走行するヤルノ・トゥルーリの「TF108」(左)とティモ・グロックの「TF107」(右)。
ホームストレートをランデブー走行するヤルノ・トゥルーリの「TF108」(左)とティモ・グロックの「TF107」(右)。
ドーナツターンをキメるトゥルーリの「TF108」。グロックのタイヤスモークはさらに激しく、写真を撮ったもののほとんど煙しか写っていなかった。
ドーナツターンをキメるトゥルーリの「TF108」。グロックのタイヤスモークはさらに激しく、写真を撮ったもののほとんど煙しか写っていなかった。

■レギュラードライバーのランデブー走行

晩秋の短い陽が傾きかけた頃に始まった、メインイベントのF1スペシャルラン。すっかり恒例となったプログラムだが、今年はレギュラードライバー2人が走るという豪華版。トゥルーリが今季用の「TF108」、グロックが昨季用の「TF107」を駆り、抜きつ抜かれつのランデブー走行を披露した。
締めはホームストレート上でお約束のドーナツターン! マシンが見えなくなるほどタイヤスモークを派手に上げての妙技に、集まった3万人のトヨタファンはスタンディングオベーション。その興奮も冷めやらぬうちに始まったフィナーレでは、再びグランドスタンドに向かって出場全選手が整列。ドライバーを代表して脇阪寿一がファンに感謝と来季の抱負を語り、盛況のうちに閉幕となった。

(文と写真=田沼 哲)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。