らしさはそのままに、新型「日産キューブ」発表

2008.11.19 自動車ニュース

らしさはそのままに、新型「日産キューブ」発表

らしさはそのままに、新型「日産キューブ」発表

日産自動車は2008年11月19日、コンパクトカー「キューブ」をフルモデルチェンジし発表。11月26日から販売を開始する。

「日本発の新たな価値観が、世界にも受け入れられるはず」と、新型キューブの輸出販売についてコメントした日産自動車の志賀俊之COO。
らしさはそのままに、新型「日産キューブ」発表

らしさはそのままに、新型「日産キューブ」発表

■輸出も開始される個性派モデル

1998年2月デビューの初代は35万台、2002年10月発表の2代目は50万台が販売された日産の人気モデル「キューブ」がフルモデルチェンジを果たした。
新型は、「ひと目でキューブとわかる」スタイリングを心がけ、2代目同様「角を丸めた四角」のディテールを引き継いだ。日産曰く“純化”というデザインアプローチは、線を最小限にとどめ、面の豊かさで勝負したというもの。

今作から、輸出が開始されるのもニュースだ。発表も日米欧同日に行われ、仕向け地によりハンドル位置を変えるだけでなく、キューブの特徴でもある左右非対称のデザインも逆転する。

エンジンは1.5リッター1種のみで、全車CVTが組み合わされる。FFのほか、後輪をモーターで駆動させるe4WDが用意されるのも先代同様。なお、3列シートの「キューブ・キュービック」はラインナップから落とされた。

価格は144万9000円から192万8850円。月の販売目標は4200台。

■ホイールベース延長で、居住性アップ

ディメンションは全長×全幅×全高=3890(+160)×1695(+25)×1650(+10)mmとなり(カッコ内は先代比)、ボディサイズは先代の「キューブキュービック」に近い。
ホイールベースが100mm延長されたことで室内空間が大幅に広げられただけでなく、後ろに追いやられたリアタイヤとともに、見た目上の安定感も増した。

「サングラスをしたブルドッグ」をイメージしたという特徴的なフロントマスクを持ちながらも、箱形のボディにオーバルのウィンドウという意匠が、「キューブ」の個性を主張する。
駐車時に斜め後方の視界を確保する意味も持つ、リアセクションの左右非対称デザインは、左ハンドルではバックドアの開閉方向とともに反転したデザインになる。

■「キューブ、マイルーム」を引き継ぐ

湾曲した壁に囲まれ、深く潜るような室内空間は、開放感のあるジャグジーのイメージという。前後シートは部屋のソファのようなしつらえとされた。先代と同じくコラムから生えたセレクターレバーは、開放感を高めるのに一役買う。

スピーカーや天井、ドリンクホルダーの底など、内装のいたるところに「波紋」をモチーフとしたデザインが採り入れられた。サンルーフのSHOJI(障子)シェードに見られる和のテイストは、輸出を考えてのことでもあろう。

リアシートの前後スライド量が前方に20mm延長されたことで、荷室の拡大に貢献する。リアシートは6:4で分割可到式。

エンジンおよびシャシーは、基本的に先代のキャリーオーバーとなった。
109ps/6000rpmと15.1kgm/4400rpmを発生する1.5リッターのHR15DEエンジンは、先代と全く同スペックの数字ながら、排気性能の向上や暖気の早期化、パワートレイン効率の最適化が行われたことで、燃費とクリーン性能を高めたという。

サスペンションはフロントに独立懸架ストラット式、リアにトーションビーム式。走行安定性を高めるVDCはFF車にオプションで用意される。


らしさはそのままに、新型「日産キューブ」発表

■ディスプレイ付きオーディオがオプションで

安全装備としては前席SRSエアバッグが標準、SRSカーテンエアバッグが上級グレードに用意される。乗車定員5名分のヘッドレストと3点式シートベルトが備わり、全席のバックルは自立式が採用された。

またディスプレイ付きのオーディオがオプション(オーディオレスが標準)で用意されたことも新しい。カーナビを装着しなくてもバックモニターが使えるようになり、さらにiPod専用のコントローラーも配される。

(webCG 本諏訪)

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