【スペック】全長×全幅×全高=4999×1983×1835mm/ホイールベース=2922mm/車重=2160kg/駆動方式=4WD/3リッターV6DOHC24バルブツインターボ(258ps/4000rpm、61.2kgm/2000rpm)/燃費=7.5リッター/100km(欧州複合モード)(欧州仕様車)

ランドローバー・レンジローバー(4WD/8AT)【海外試乗記】

次元が違う完成度 2012.11.30 試乗記 ランドローバー・レンジローバー(4WD/8AT)
10年ぶりのフルモデルチェンジで4代目に生まれ変わった「レンジローバー」。軽量化に加え、オフロード性能も進化した新型をモロッコで試乗した。

伝統が引き継がれたデザイン

今年の話題をさらったニューモデルのひとつ、「レンジローバー イヴォーク」の印象をもって新型「レンジローバー」(日本名:レンジローバー ヴォーグ)を見ると、それはかなりあっさりしたものだ。実物を見れば空気抵抗の低減を狙って若干低められた全高や、寝かされたピラー、そして前後の強められた絞り込みなどが「変わった」感を醸しているが、写真で見る限り、表面的なコスメティック以外に劇的な変化は見受けられない。

それは内に入っても然(しか)りだ。握るステアリングは現行型と同様、オフロードでの微妙な力加減を調整しやすいように細身にしつらえられ、三角形の断面をもっている。全高に合わせて着座位置も若干低められたものの、ショルダーラインは低く、窓を開ければ容易に側面が見通せる。クラムシェルと呼ばれるボンネットの凸凹は運転席から一目瞭然だ。

顧客がほれているのは機能的デザインであり、控えめなアピアランスである。それを崩すようなことはあってはならない。新型レンジローバーはその意向が完全に貫かれた。あれほど劇的な手腕を見せたイヴォークと並行して造られたクルマだという事実が、なおさらに敬意を抱かせる。しかし変わっていないように見えるのは見た目だけ。中身は史上最大ともいえる激変を遂げている。


ランドローバー・レンジローバー(4WD/8AT)【海外試乗記】の画像
インストゥルメントパネルの水平ラインとセンタースタックの垂直ラインで構成されるシンプルな造形のインテリア。
インストゥルメントパネルの水平ラインとセンタースタックの垂直ラインで構成されるシンプルな造形のインテリア。
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