【スペック】全長×全幅×全高=3715×1680×1590mm/ホイールベース=2360mm/車重=1050kg/駆動方式=FF/1.2リッター直4DOHC16バルブ(88ps/5600rpm、11.9kgm/4400rpm)/価格=123万9000円(テスト車=同じ)

スズキ・スプラッシュ(FF/CVT)【試乗速報】

自動車業界の「海外組」 2008.11.11 試乗記 スズキ・スプラッシュ(FF/CVT)
……123万9000円

テーマパークの乗り物みたいなネーミングから「カワイイ」を狙ったクルマかと思いきや、どっこい「スプラッシュ」は骨太な実用車だった。

まさにヨーロッパ車

スコットランドの中村俊輔の調子は? フランスの松井大輔、最近どう?
W杯のアジア最終予選が佳境に入るサッカー日本代表で必ず話題になるのがヨーロッパでプレーする選手、いわゆる「海外組」だ。
自動車の世界でも、「海外組」がひとり、じゃなくて1台、日本に入ってきた。スズキの新型コンパクトカー「スプラッシュ」だ。

試乗会会場付近の路面の荒れた道を走ると、「カツンカツン」というショックがかなりダイレクトに伝わってきて、「むむむっ」と思う。いっぽう、スピードを上げても足まわりはビシッ! としていてコーナリングも安定している。「おおおっ」と思う。

クルマから降りてタイヤをチェック。コンチネンタル社の「コンチ・プレミアムコンタクト2」などという国産コンパクトカーではほとんど見かけない銘柄を履いていて、「ほほー」と思う。

生まれも育ちもヨーロッパだと話には聞いていたけれど、スプラッシュを走らせてみると、たしかにヨーロッパの小型車っぽいと感じる部分が多々ある。このクルマ、内装の色遣いはポップで可愛らしいけれど、そのゴリッとした手応えは明らかに国産コンパクトとはテイストが異なる。

スズキ・スプラッシュは、基本的なプラットフォームこそ同社の「スイフト」と共用するけれど、商品企画もテストも製造もハンガリーの「マジャールスズキ」で行われている。ちなみに「マジャールスズキ」はハンガリー市場において約20%のシェアを占める大手だ。

そしてこのクルマは、オペル・ブランドからも「オペル・アギーラ」という名称で販売される。したがって開発にあたってはオペルの基準を満たすために、オペル側よりさまざまな口出し、じゃなくて内政干渉、でもなくて提案があったということだ。

サッカー日本代表も「海外組」と「国内組」の融和が注目されるけれど、この「スプラッシュ」というクルマも、はたして日本市場になじめるのでしょうか?

ボディカラーによっては黒一色のインテリアしか選べないケースもあるが、写真のようにカラフルな色遣いのほうがスプラッシュ! な感じがして、このクルマのキャラが表現される。写真のターコイズインテリアは、ラグーンターコイズメタリック2とコスミックブラックパールのボディカラーに組み合わされる。
ボディカラーによっては黒一色のインテリアしか選べないケースもあるが、写真のようにカラフルな色遣いのほうがスプラッシュ! な感じがして、このクルマのキャラが表現される。写真のターコイズインテリアは、ラグーンターコイズメタリック2とコスミックブラックパールのボディカラーに組み合わされる。
「水がはねる、飛び散る」という意味の「SPLASH」という車名は、毎日がみずみずしく新鮮であってほしいという願いが込められたもの。ヨーロッパでもこの車名で売られている。
「水がはねる、飛び散る」という意味の「SPLASH」という車名は、毎日がみずみずしく新鮮であってほしいという願いが込められたもの。ヨーロッパでもこの車名で売られている。
ブルーインテリアの内装。カシミールブルーメタリックとスペリアホワイトのボディカラーに組み合わされる。
ブルーインテリアの内装。カシミールブルーメタリックとスペリアホワイトのボディカラーに組み合わされる。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

スプラッシュの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • スズキ・スイフトRSt(FF/6AT)【試乗記】 2017.3.27 試乗記 1リッター直3ターボエンジンを搭載する、新型「スズキ・スイフト」の最上級モデル「RSt」に試乗した。新しいプラットフォーム「ハーテクト」を得てかろやかさに磨きがかかった新型は、同時に従来のスズキとはちょっと違う“豊かさ”をも手にしていた。
  • スズキ・スイフト ハイブリッドRS(FF/CVT)【試乗記】 2017.3.23 試乗記 「スズキ・スイフト」に初設定された、マイルドハイブリッド車に試乗。プラットフォームを一新し、高い走行性能や低燃費、最新の安全性をうたう新型の走りとは? 欧州仕様の足まわりを持つ「ハイブリッドRS」の出来栄えをチェックした。
  • スズキ・スイフト【試乗記】 2017.2.7 試乗記 累計販売台数は530万台というスズキの世界戦略車「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州の道で開発されたというスズキのグローバルコンパクトは、思わずいろいろと語りたくなるようなクルマとなっていた。
  • スズキ・スイフト ハイブリッドRS(FF/CVT)/スイフトRSt(FF/6AT)【レビュー】 2017.1.30 試乗記 スズキの世界戦略を担うBセグメントのコンパクトカー「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州仕込みの足まわりを持つ「RS」系の2グレードには、今このクラスに求められるクルマの要素がそろっていた。
  • トヨタ・ヴィッツ ハイブリッドU“Sportyパッケージ”(FF/CVT)【試乗記】 2017.4.7 試乗記 「トヨタ・ヴィッツ」に、マイナーチェンジでハイブリッドモデルが登場。デビュー7年目のBセグメントコンパクトに、大幅改良が施された“理由”とは? 新たに誕生したハイブリッドコンパクトの出来栄えとともにリポートする。
ホームへ戻る