第14戦ラリージャパンで、ローブが5度目のタイトル獲得【WRC 08】

2008.11.03 自動車ニュース

【WRC 08】第14戦ラリージャパンで、ローブが5度目のタイトル獲得

2008年の世界ラリー選手権(WRC)第14戦「ラリージャパン」が、10月31日〜11月2日、日本の北海道を舞台に開催された。
今年で5度目の開催となるラリージャパンは、昨年までの帯広から札幌へとホストタウンを移し、札幌ドームにヘッドクォーターやサービスパーク、スーパーSSを設置。デイ1は夕張の中低速コース、デイ2、デイ3は苫小牧、苫小牧の高速コース……といったように、新たなフォーマットで開催された。

この記念すべき新生ラリージャパンを制したのは、フォードのエースとして「フォーカスRSWRC08」を駆るミッコ・ヒルボネン。今季3勝目を獲得した。一方、シトロエンのエース、セバスチャン・ローブはC4WRCで3位入賞。前人未到の5年連続ドライバーズチャンピオンに輝いた。

■日本勢はスバルが4位、スズキは5、6位入賞!

初の札幌開催で注目を集めた今季のラリージャパンだが、大会直前は雪、ラリーウィークは雨から晴れ……といったように不安定な天候に祟られた。
そのため、コースコンディションは悪化し、デイ1がSS3/SS7にキャンセル、デイ1のSS5では2番手に付けていたストバートフォードのフランソワ・デュバルがコースアウトを喫し、コドライバーのパトリック・ビバトが重傷を負った。さらに、同じステージで5番手に付けていたシトロエンのセカンドドライバー、ダニエル・ソルドがエンジントラブル、デイ2ではデイ1を5番手でフィニッシュしたスバルのエース、ペター・ソルベルグがコースアウトを喫し、上位争いから脱落するなど、波乱の幕開けとなった。

そんななか、フォードのエース、ヒルボネンはデイ1をトップでフィニッシュ。今大会で3位以上に入賞すれば5年連続のタイトル獲得が決定するローブは、2番手につけるフォードのセカンドドライバー、ヤリ-マティ・ラトバラに続いて3番手をキープ。
結局、上位3台のポジションは2日目以降も変わらず、ヒルボネンが今季3勝目を獲得。ラトバラが2位入賞を果たし、フォードが1-2フィニッシュを達成した。ローブも3位で表彰台を獲得し、自身5度目のタイトルを獲得。なお、4位入賞はスバルのセカンドドライバー、クリス・アトキンソンで、初の母国イベントを迎えたスズキ勢はパー-ガンナー・アンダーソンが5位、トニ・ガルデマイスターが6位入賞。スズキのベストリザルトを更新した。

■PWRCの新井が3位でフィニッシュ 「エボX」勢は7-8位

同時開催のPWRC第7戦では、ロシアの新星、イフゲニー・ノビコフ(三菱ランサーエボリューションIX)とノルウェーのアイビン・ブリニルドセン(三菱ランサーエボリューションIX)が激しいバトルを展開した。
しかし、デイ2でブリニルドセンが足まわりを破損、デイ3でノビコフがコースアウトでそろって後退。デイ1で9番手と出遅れていたユホ・ハンニネン(三菱ランサーエボリューションIX)が驚きの追走を見せ、今季3勝目を獲得した。2位入賞は、ノビコフ。
「デイ2の午前中はエンジンパワーが出なかった。デイ3でプッシュしたけど(勝利には)届かなかったよ」と語る新井敏弘(スバルGRB型インプレッサ)が3位表彰台を獲得した。主催者推薦枠で出場した鎌田卓麻(スバルGRB型インプレッサ)は5位でラリーを終えた。
なお、三菱ランサーエボリューションXの投入で注目を集めた田口勝彦はデイ2でクラッチとACDのトラブルに見舞われて7位に。同じくランエボXにスイッチした奴田原文雄も同じ箇所のトラブルに見舞われて、8位入賞に留まることとなった。

(文と写真=廣本泉)

5年連続のWRCチャンピオンとなった、シトロエンのセバスチャン・ローブ。チームメイトと喜びを分かち合った。
5年連続のWRCチャンピオンとなった、シトロエンのセバスチャン・ローブ。チームメイトと喜びを分かち合った。
ラリージャパンを制したフォード、ヒルボネンの走り。
ラリージャパンを制したフォード、ヒルボネンの走り。
こちらはぺター・ソルベルグ。スバル勢はアトキンソンの4位が最高位だった。
こちらはぺター・ソルベルグ。スバル勢はアトキンソンの4位が最高位だった。
スズキのアンダーソンは5位入賞を果たした。
スズキのアンダーソンは5位入賞を果たした。
ランエボXを駆る田口勝彦。トラブルに見舞われて、ほろ苦い結果に。
ランエボXを駆る田口勝彦。トラブルに見舞われて、ほろ苦い結果に。

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