【スペック】全長×全幅×全高=4199×1779×1479mm/ホイールベース=2578mm/車重=1215kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブターボ・インタークーラー付き(122ps/5000rpm、20.4kgm/1500-4000rpm)(欧州仕様車)

フォルクスワーゲン・ゴルフ【海外試乗記】

歴史の扉は開くのか? 2008.10.30 試乗記 フォルクスワーゲン・ゴルフ

世界の小型車のベンチマーク、「ゴルフ」の6世代目がデビュー。そのデザインや走り、変わったものと変わらぬもの。北の地アイスランドからのリポートをお届けする。

居心地の良い空間

わずか5年という短い周期でゴルフが新世代へと移行したのは、コスト高になり過ぎていた現行モデルを早く引っ込めて、台あたりの収益性をより高めたいからだと言われている。おそらく、それも理由の一つだろう。車体の基本骨格、いわゆるプラットフォームを継続使用しているのも、そう考えれば納得である。

しかし、だからといって新型ゴルフは、コストダウン主眼のビッグマイナーチェンジのような存在というわけではない。実際に見て、触れて、そして走らせてみれば、新しいゴルフが間違いなく長足の進化を果たしているということに気付くはずだ。

全長4199mm×全幅1779mm×全高1479mmというボディサイズは、現行型よりわずかに短く、幅広いが、プロポーションはほぼ一緒。しかし外観のテイストはガラリと変わった。シンプルな横バータイプのグリルを戴くフロントマスクをはじめ、全体に直線的でシンプル、水平基調とされ、上級志向で押し出し感を強めていた現行モデルに比べると、清廉で理知的ないかにもゴルフらしい雰囲気に仕上がっている。

室内のスペース自体は、ほぼ不変だ。しかし運転席に座っての印象は結構違っている。ダッシュボード上面とフロントウィンドウ下端高さとのズレを繋ぐ土手のようなディテールなど、現行型の煩雑な造形がスッキリまとめられ、景色が非常にクリアになっているのだ。全体の見映えや手の触れる部分の質感向上ぶりとあわせて、とても居心地の良い空間をつくり出しているのである。

しかしなにより印象的なのは、その走りだ。「あまり変わり映えはしないのでは……」という先入観は、嬉しい方向に裏切られた。

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