ローブ+シトロエンが母国イベントを制覇! 10勝目を獲得し、タイトル獲得に王手をかける【WRC 08】

2008.10.14 自動車ニュース
母国フランスのレースで、圧倒的な走りを見せて今季10勝目をあげたセバスチャン・ローブ。(写真=シトロエン)
ローブ+シトロエンが母国イベントを制覇! 10勝目を獲得し、タイトル獲得に王手をかける【WRC 08】

【WRC 08】ローブ+シトロエンが母国イベントを制覇! 10勝目を獲得し、タイトル獲得に王手をかける

2008年の世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリー・フランス」が10月10日〜13日、地中海に浮かぶリゾートアイランド、コルシカ島を舞台に開催された。
ホストタウンは島西部の港町、アジャクシオで、その周辺の山岳エリアにターマックステージを設定。高速コーナーを主体とする前週の第12戦スペインとは対照的に、コルシカは低中速コーナーを主体としたツイスティなワイディングが舞台だ。そのなかで終始安定した走りを披露したのが、シトロエンのエース、セバスチャン・ローブで、「C4WRC」を武器に母国イベントを制覇。今季10勝目を獲得し、タイトル争いに王手をかけた。

フォードのエース、ミッコ・ヒルボネンは、2番手争いを制して2位入賞。タイトル争いでは、首位ローブとの差が14ポイントと苦しい展開となった。(写真=フォード)
ローブ+シトロエンが母国イベントを制覇! 10勝目を獲得し、タイトル獲得に王手をかける【WRC 08】

■ソルドが脱落。ヒルボネンが2位に入賞!

予想どおり、ローブのスピードに対抗できるものはいなかった。16本中13本のステージでベストタイムをマークし、後続を寄せ付けることなくトップを支配。ターマック連戦はもちろんのこと、第9戦のフィンランドから破竹の5連勝で、今季10勝目をあげた。

コルシカにおけるローブの独走はある意味“恒例行事”と化しているので、注目は2番手争いに絞られていたのだが、ローブのチームメイトでC4WRCを駆るダニエル・ソルドがSS3でコースアウトを喫し、そのままリタイア。その結果、フォードのエースとして「フォーカスRS WRC08」を駆るミッコ・ヒルボネンと前戦スペインと同様にフォードのセカンドドライバーにノミネートされたフランソワ・デュバルとで激しい2番手争いが展開されることとなった。

ターマックを得意とするデュバルが好タイムをマークするものの、ヒルボネンがエースの意地を見せ、デイ1、デイ2ともに2番手をキープ。このままヒルボネンが2位入賞を果たすかのように思われた。が、ヒルボネンはデイ3のSS13でパンクを喫し、ステージ中にタイヤを交換。大幅にタイムをロスする。デュバルに抜かれ、さらに「フォーカスRS WRC07」を駆るヤリ-マティ・ラトバラ、そしてスバルのエースとして「インプレッサ WRC2008」を駆るペター・ソルベルグにも交わされて、5番手に後退することとなった。

結局、デュバル、ラトバラらはチームオーダーに従い、最終ステージでタイムコントロール遅着のペナルティを受けたことから、自力でソルベルグを交わしたヒルボネンが2位入賞を果たし、タイトル争いに望みを繋いだ。とはいえ、ローブとのポイント差は14点に拡大しており、仮に次戦のジャパンでヒルボネンが優勝しても、ローブが3位以上でフィニッシュすればローブの5年連続チャンピオンが決定。ヒルボネンにとってますます厳しい状況になったのは間違いない。

なお、3位はデュバル、4位はラトバラで、ソルベルグ、クリス・アトキンソンを擁するスバル勢がそれぞれ5位、6位でフィニッシュ。一方、スズキ勢はデイ2でエースのトニ・ガルデマイスターに電気系およびパワーステアリング、セカンドドライバーのパー-ガンナー・アンダーソンに油圧計のトラブルが発生し、それぞれ13位、17位に低迷することとなった。

(webCG)

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