LAショー開幕! 主役は新型「ケイマン」【LAショー2012】

2012.11.30 自動車ニュース
今回のLAショーの主役、2世代目に進化した「ポルシェ・ケイマン」。
LAショーの主役は新型「ポルシェ・ケイマン」

【LAショー2012】LAショーが開幕、主役はポルシェの新型「ケイマン」

主要な自動車国で開催される大規模モーターショーのトリを飾るロサンゼルスオートショー(LAオートショー)が2012年11月28日、プレスデイを皮切りに開幕した。2008年のリーマンショック以降、やや元気がなく思えた同ショーだが、今年はなかなかの役者ぞろい。「ポルシェ・ケイマン」「トヨタRAV」「アキュラRLX」(日本名:「ホンダ・レジェンド」)の新型がデビューし、会場を盛り上げた。

ロサンゼルス市街にあるコンベンションセンターが会場。今年のショーの一般公開は11月30日から12月9日まで。
LAショーの主役は新型「ポルシェ・ケイマン」
出展規模は東京モーターショーよりも小さめ。
LAショーの主役は新型「ポルシェ・ケイマン」
「2013グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた「フォード・フュージョン・ハイブリッド」。
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■ワールドプレミア24台、北米プレミア25台

LAオートショーは初回開催が1907年と100年以上の歴史を持つ由緒あるモーターショーである。北米国際自動車ショー(通称デトロイトモーターショー)と同様に毎年開催されており、2005年にはOICA(国際自動車工業連合会)に認定され、現在は「国際格式」のモーターショーへと昇格した。2000年代の前半まではデトロイトショーの直前となる12月末に開催されていたが、現在は11月の中旬から後半あたりへと時期をズラしている。

時期を11月に変更したあたりから、デトロイトやジュネーブ、フランクフルト、パリに勝るとも劣らぬ、主軸となる国際モーターショーを目指していたと言われているが、リーマンショック以降は出展メーカーもそれなりに少なくなり、ワールドプレミア(世界初公開)やブランニュー、あるいはフルモデルチェンジといった話題性の高いニューモデルの数も減少。現在の雰囲気は、どちらかというと「規模の大きなアメリカン・ローカルショー」といった感じとなっている。

環境にうるさいカリフォルニア州での開催ということで、エコカーの出展が多いのが特徴だ。電気自動車やハイブリッド車といった環境に優しいニューモデルのお披露目がほかのモーターよりも目立つ。アメリカの専門誌『グリーンカー・ジャーナル』が主催する「グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」の発表が行われており、今年は「フォード・フュージョン」のハイブリッドモデルが栄冠を勝ち取った。

また、「デザインチャレンジ」と呼ばれるデザインコンペが開催されるなど、デザインにフォーカスを当てたイベントもいくつか開催されている。もっとも、将来のデザインの方向性を示唆するようなコンセプトカーは少ない。

モーターショーと言えば、地元勢が大活躍するのが普通だが、アメリカ最大のデトロイトモーターショーが間近に控えているためか、北米のビッグスリーはあまりLAオートショーに大物を持ち込んでこない。逆にその間隙(かんげき)を突き、アメリカ市場を得意とする日本や欧州、特にドイツ勢が精力的に新型車をお披露目することが多い。実際、今回も注目すべきモデルの多くは日本や欧州のメーカーが公開したものだった。

今年の「デザインチャレンジ」のテーマは「2025年の警察車両」。
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ポルシェは、2.7リッターの「ケイマン」と3.2リッターの「ケイマンS」の2タイプを設定する。
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トヨタはコンパクトSUV「RAV4」の4世代目をお披露目。残念ながら、日本には導入されない予定。
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今回のLAオートショーのワールドプレミアは24モデルで、北米プレミアが25モデル。一番の大物は2世代目に進化した新型「ポルシェ・ケイマン」だ。日本勢も「トヨタRAV4」「アキュラRLX」(日本名:「ホンダ・レジェンド」)といった主力モデルをお披露目した。ただし、どちらも日本への導入が見送られる可能性が高い。日本のファンにとっては残念なところだろう。

(文と写真=新井一樹)

ホンダのフラッグシップモデル「アキュラRLX」。こちらも海外専用車種になるようだ。
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