第61回:振り向けば「なんちゃってBMW」

2008.10.04 エッセイ

第61回:振り向けば「なんちゃってBMW」

「ミクロカーMC1」。パリ・セーヌ左岸15区にて。
第61回:振り向けば「なんちゃってBMW」

「アヴァンタイム」の化身発見!

ボクは『CAR GRAPHIC』や『NAVI』の巻頭を決して飾らないであろうクルマが好きである。それもどこか別のクルマに似ている「なんちゃって系」を見つけるのをライフワークとしている。

近年の個人的ヒットは、フランス製マイクロカー「ミクロカーMC1」だ。仏伊で普及している原付免許で乗れる簡便車である。

ルーフに向かって連続するシルバーのAピラーが真っ先に目に入る。それはボクが評価していたにもかかわらず、あっという間に生産中止されてしまい、今でも「エンジン・タイアなしでもオブジェとして欲しい」と思っている「ルノー・アヴァンタイム」を彷彿とさせる。

アヴァンタイムが4660mmあったのに対し、こちらの全長はたった2788mm。これまたアヴァンタイムを真空パックにしたようで笑える。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。