【スペック】全長×全幅×全高=3800×1720×1130mm/ホイールベース=2300mm/車重=903kg/駆動方式=MR/1.8リッター直4DOHC16バルブスーパーチャージャー付き(220ps/8000rpm、21.6kgm/5000rpm)/価格=680.0万円(テスト車=813万5800円/ツーリングパック=39万7000円/ハードトップ=39万2800円/プレミアムペイントI(バーントオレンジ)=54万6000円)

ロータス・エリーゼSC(MR/6MT)【試乗記】

街なかでもスポーツ 2008.09.22 試乗記 ロータス・エリーゼSC(MR/6MT)
……813万5800円

「ロータス・エリーゼ」にスーパーチャージャー付きの新グレード「SC」が登場。新しいエンジンと持ち前の軽量ボディがもたらす走りを、日本の峠道で試した。

カリカリチューンじゃないけれど

エリーゼにスーパーチャージャーを装着したモデルが登場した。インタークーラーを省略することで「エキシージS」より約8kg軽くなったエンジンは、NAモデル「エリーゼS」の136psに対して220psに、トルクは17.6kgmから21.6kgmへと増大。いっぽう、スーパーチャージャー付きの「エキシージS」(221ps、22.0kgm)や「エキシージS PP」(243ps、23.5kgm)と比べてみれば、ベースになったトヨタ2ZZ-GE型1.8リッター4気筒ユニットにとって、ギリギリまで絞り上げたチューンでないことがわかる。お手軽な軽度のチューンである。

実際に回してみると、6000rpmあたりからタコメーター内で赤いランプが点滅、警告を始めるものの、そのまま8000rpm辺りまで回ってしまうおおらかさ。ちなみに、メーターの目盛りにはレッドゾーンの設定もない。この6000rpmを過ぎてからもスムーズさは失われないものの、特別感激するようなパワーの盛り上がりは、ない。

このエンジンはむしろ、「2000rpmから5000rpmあたりの低中回転を使ってのんびり流す」とか、過給器付きエンジンの特性を活かして、エンジン回転で速度を上げるのではなく、ギアボックスを駆使して速度を変えるようないわば「マニュアルシフトを楽しむ運転」に向く特性といえる。スポーツカーといえども、必ずしもスピードやラップタイムと結び付けることなく、実用速度域で街乗りに使いたい人もいるわけで、そんな“スポーツカーのもう一方の楽しみ方”を求める人に向いている。
事実、2000rpmも回っていれば十分なトルクが得られるのである。2000rpmキープのまま各ギアの速度を読み取ると、16km/h、25km/h、34km/h、44km/h、56km/h、63km/h。このあたりの速度を目安に、静かで経済的な運転も楽しむことができる。なにせ、ボディは900kg程度と軽量。こんな低回転でもやすやすとストレスなく転がる。

ロータス車おなじみのインテリア。幅広いサイドシルを跨ぎ、スマートに低いシートに身を収めるには、コツが必要だ。
ロータス・エリーゼSC(MR/6MT)【短評】
ミドに積まれるエンジンは、過給されるものの後方視界を遮るような補機類は付かない。
ロータス・エリーゼSC(MR/6MT)【短評】
エリーゼSCオリジナルのアロイホイールが奢られる。
ロータス・エリーゼSC(MR/6MT)【短評】

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