メルセデス、2009年夏発売のハイブリッド車を披露【パリサロン08】

2008.09.19 自動車ニュース

【パリサロン08】メルセデス、2009年夏発売のハイブリッド車を披露

メルセデス・ベンツは、2009年夏にも市販化に踏み切るSクラスのハイブリッドモデル「S400 BlueHYBRID」をパリサロンに出展する。

■クラストップレベルの低燃費を実現

メルセデス・ベンツ初のハイブリッド乗用車として2009年夏に市販が予定される「S400 BlueHYBRID」がパリサロンでお目見えする。S350をベースとし、もともと搭載される3.5リッターV6ガソリンエンジンと7段ATに電気モーターを組みあわせることで、燃費(NEDCモード)は7.9L/100km(約12.7km/L)を実現。また二酸化炭素排出量も、190g/kmとこのクラスではトップレベルの低さ。ちなみにレクサスLS600hのデータはそれぞれ9.3L/100km、219g/kmである。

電気モーターは、加速時にエンジンをアシストするとともに、減速時のエネルギー回収やスターターの役割を持つ。出力は15kW(20ps)に過ぎないが、スタート時のトルクが160Nm(16.3kgm)と大きいため、エンジンとモーターをあわせると最大385Nm(39.3kgm)の大トルクが手にはいる。円盤状のモーターはエンジンとオートマチックをつなぐトルクコンバーターのケースに収まるコンパクトさ。さらにバッテリーもエネルギー密度の高いリチウムイオンタイプを採用した結果、ハイブリッドシステム全体の重量は75kgと軽い仕上がりだ。

モーターによる減速時のエネルギー回収と加速のアシストに加えて、15km/h以下に減速した際に自動的にエンジンをオフし、発進時に再びエンジンをオンにするスタート/ストップ機能を搭載。その際、パワーステアリングやエアコンが機能するよう、いずれも電動パワーステアリング、電動エアコン(コンプレッサーのモーター駆動化)を採用し、燃費向上を図っている。エンジンそのものにも手が加えられ、“ミラーサイクル”の採用などにより熱効率をアップ。モーターによるアシストのおかげで、効率の高い領域での運転が可能になることから、省燃費、低排出ガスが期待できる。

メルセデス・ベンツはこのS400 BlueHYBRIDを、2009年6月の西ヨーロッパ市場を皮切りに、同じ年の8月に中国、9月にはアメリカに導入の予定。これにより、レクサスが先行する高級ハイブリッドカー市場がどう変わるのか? 見応えのある争いになりそうだ。

(文=生方聡)

メルセデス・ベンツ S400 BlueHYBRID
メルセデス・ベンツ S400 BlueHYBRID

メルセデス、2009年夏発売のハイブリッド車を披露【パリサロン08】の画像

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ハイブリッドシステムの作動状況は、メーター内に表示される。
ハイブリッドシステムの作動状況は、メーター内に表示される。

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