第4の「MINI」は“4×4×4×4”【パリサロン08】
2008.09.12 自動車ニュース【パリサロン08】第4の「MINI」は“4×4×4×4”
2008年10月2日から開催されるパリモーターショー(通称パリサロン)に出展する「MINI」のコンセプトカーが明らかになった。「MINIクロスオーバーコンセプト」という、とてもユニークなデザインスタディだ。
■「MINI」お前もか!
基本モデルに飽きたらず、コンバーチブル、クラブマンとボディタイプを増やしてきたMINIが、また新たなジャンルを開拓する。第4のMINIになるかもしれないコンセプトカーは「4×4×4×4 MINI」と表現される流行のクロスオーバー。4ドア、4WD、独立4座、そして全長4mが特徴のクロスオーバーコンセプトだ。
MINIらしい“ひねり”が、MINI初の4ドアモデルに採用する第4のドア。運転席、助手席、そして助手席側後部には常識的なドアが備わる一方、運転席側後部の第4のドアはスライドドアとすることで、広い開口部を実現する。さらに、リアゲートはスイングタイプを採用、開けたときにボディサイドまで回り込むスタイルがまたユニークだ。
■インテリアを楽しくアレンジ
インテリアは、フロントシートに加えて、リアも左右独立タイプとし、前後スライド機能も備えている。左右シートの間には「MINIセンターレール」と名づけられたアルミのレールがキャビンを縦断するように配置される。ここにはカップホルダーをはじめ、収納、カーエンターテインメントといった装備をマウントすることができるのだ。
ダッシュボードには「MINIセンターグローブ」なる半球状の3Dのディスプレイをレイアウト。ナビゲーションシステムやカーエンターテインメントの新しいインターフェースを提案している。
MINIセンターグローブはともかく、4×4×4×4のコンセプトやMINIセンターレールなどは十分現実的。果たしてMINIクロスオーバーコンセプトが第4のモデルに発展するのか? パリサロンでの反響が楽しみである。
(文=生方 聡)
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