マツダ、燃費およそ10%アップの「アイドルストップ機構」を発表

2008.09.10 自動車ニュース

マツダ、燃費10%アップの「アイドリングストップ機構」を発表

マツダ、燃費およそ10%アップの「アイドルストップ機構」を発表

マツダが、ガソリン車の燃費を約10%向上し、素早い再始動を実現した新開発の「スマート・アイドルストップ・システム」を発表した。


マツダ、燃費10%アップの「アイドルストップ機構」を発表

■キュルルル〜ンの時間を解消

このところ、燃費向上を狙ったさまざまなクルマや技術が発表されている。エンジンが特殊なものから、エンジン自体を使わない代替パワートレインまで色々と登場してきているが、いずれの場合もこれらの技術は、環境にやさしいことに加え、「ユーザーに我慢をさせない」ことが重要なポイントとなっている。いくら環境負荷が少なくても、実用上不便な点があると「使えない」と判断されてしまうからだ。

マツダがこのたび発表した「スマートアイドルストップシステム」は、この点に気を配りながら、燃費を約10%向上することに成功した“スマートな”アイドルストップ機構である。最大の特徴はエンジンの再始動にかかる時間が従来の約半分となる、0.35秒という素早さを実現した点だ。

再始動の時間を短くするために、シリンダー内に直接燃料を噴射し爆発させる「燃焼始動式」としたのが最大の特徴だ。直噴エンジンの技術を活用したこの技術によりスターターモーターを使わない再始動が可能になり、エンジンがかかる前の「キュルルル〜ン」の時間をなくすことに成功。瞬時の再始動を可能にした。

この瞬時の始動を実現するためには、ピストンが爆発に適した位置で構えている必要がある。そこでマツダのスマートアイドルストップシステムでは、事前にピストンの位置をエンジン再始動に最適な位置にコントロールすることで、再始動のレスポンスを高めた。

この方式だと毎回同じタイミングでエンジンが再始動するため、ドライバーに違和感を与えないというメリットも期待できる。

マツダはこのスマートアイドルストップシステムを環境性能に関する基幹技術のひとつとして位置づけ、2009年から市場に投入するとしている。

(webCG 曽宮)

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