【スペック】全長×全幅×全高=4715×1770×1835mm/ホイールベース=2850mm/車重=1640kg/駆動方式=FF/2リッター 直4DOHC16バルブ(151ps/6200rpm、19.4kgm/4500rpm)/価格=240万円(テスト車=322万4250円)

マツダ・ビアンテ20S(FF/5AT)【ブリーフテスト】

マツダ・ビアンテ20S(FF/5AT) 2008.09.09 試乗記 ……322万4250円
総合評価……★★★

個性的な外観をまとう、マツダの新型ミニバン「ビアンテ」。使い勝手や乗り味など、実際の中身はどうなのか? 2リッターモデル「20S」で試した。

修行がたりない

いまでは情報量も多く、乗らないでクルマを造ることも可能なのかもしれない。
デザイナーもクルマに乗らない人らしく、ドライバー心理を理解しているとは思えない。部分部分はよくできていても、クルマ全体としてのまとまりに欠ける――「ビアンテ」には、そんな状態で乗せられている感じがする。

本来ならばここがスタート地点。これから、順次走り込んでチューニングを加えてゆくのがクルマ作りの常道。今のユーザーは、こんな雑然とした感触に慣れてしまうのだろうか? これはビアンテに限ったことではなく最近のクルマの傾向でもあるが、今回は特に気になったので、苦言を呈させてもらいたい。
端的に言って、熟成感がないのだ。

たとえば、前方直下が見えない視界の悪さ。こちらが車外にいる時には、ドライバーの視界に入っていないことを自覚して、子供を遠ざけるなど自衛しなければならない。
運転中に信号待ちで最前列に止まる場合には、キチンと路面を確認できる場所で停止させようとすると前にビアンテ約1台分の距離が必要になる。クルマ作りの流れは路面面積の占有率を下げるため全長を詰める方向にある、この点も完全に逆行している。

ダッシュボード上段にあるメーター類。キーやドアの状態に連動して、紫や青に色を変える。
ダッシュボード上段にあるメーター類。キーやドアの状態に連動して、紫や青に色を変える。
個性的なビアンテのスタイリングは、マツダの新しいデザインテーマ「流れ」を取り入れたものだという。
個性的なビアンテのスタイリングは、マツダの新しいデザインテーマ「流れ」を取り入れたものだという。

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