「据え切りを繰り返すと、電動パワステは効かなくなる?」

2008.09.06 クルマ生活Q&A その他

「据え切りを繰り返すと、電動パワステは効かなくなる?」

妻の縦列駐車の練習で据え切りを繰り返していたら、電動パワステが利かなくなってしまいました。しばらくすると元通りになったのですが、これは故障でしょうか?

お答えします。電動パワステと呼ばれるものには、2種類あります。それを確認してから話を進めることにしましょう。

まず、文字通り電気モーターの力を使って、ステアリングをまわすアシストをする方式。もうひとつは、電気モーターでポンプを回し、それで得られた油圧でアシストするというもの(電動油圧式)です。

この電動油圧式であれば、ポンプの動力が違うだけで、従来の油圧式とアシストの方法は同じです。据え切りを繰り返すことでパワステフルードの温度が上がるとキャビテーションという現象が起こり、気泡が発生して油圧が低下してしまいます。その結果、パワステが利かなくなるというわけです。

純粋な電動式なら、こういった現象は起こりません。ただ、やはり大きな負荷がかかることに違いはありませんから、保護回路が働いてアシストができなくなる場合があります。

どちらの場合も、しばらく時間をおいてエンジンをかけ直せば、元通りにパワステが利くようになるはずです。つまり、これは故障というより、大きなトラブルを未然に防ぐためのフェールセーフ機構だと考えればいいでしょう。

据え切りはステアリング機構を酷使することになりますから、できるだけ避けたほうがいいですね。