【スペック】全長×全幅×全高=3600×1654×1470mm/ホイールベース=2367mm/車重=980kg(オプション未装着時)/駆動方式=FF/1.2リッター直4SOHC16バルブターボ(100ps/5500rpm、14.8kgm/3000rpm)(英国仕様)

ルノー・トゥインゴGT(FF/5MT)【試乗記】

いまや貴重な選択肢 2008.09.05 試乗記 ルノー・トゥインゴGT(FF/5MT)

14年ぶりにモデルチェンジしたルノーのコンパクト、「トゥインゴ」。
発売を目前に、日本の道で100psのホットバージョンを試した。
エクステリアに初代の面影は乏しい。釣り目がもたらす表情の変化も大。
エクステリアに初代の面影は乏しい。釣り目がもたらす表情の変化も大。
トゥインゴのボディは3ドアのみ。ドア前半のステッカーはオプションとなる。
トゥインゴのボディは3ドアのみ。ドア前半のステッカーはオプションとなる。

生まれ変わってもフランス車

発売前ということもあり、現時点でこのクルマに関する詳細な情報は知らされていない。が、とにかく日本で試乗できたのでフィーリング主体のインプレッションをお届けしましょう。

1993年に登場した初代のトゥインゴは、デザイナーのパトリック・ルケモンが頭角をあらわした初期作品であり、個性的で可愛らしくもあった。その後14年も基本フォルムを変えず長生きした実績のとおり、魅力はいまだ衰えていない。

今度の新型トゥインゴは、2007年のジュネーブショーに登場、同年6月に本国で発売。1年以上を経て、ようやく日本でも販売される見込みがついたようだ。実車に接してみると、最初は日本の軽自動車のようにも感じられたが、乗ってみるとやはりルノーでありフランス車であることに安心させられる。

個性的だった“酔眼”は、目元パッチリの現代的な化粧がほどこされ、衣装も立派になった。でもそれは、インターナショナル感覚で一般化したと受けとめられるかもしれない。ドアハンドルには旧型で特徴的だった仕組みが継承された。レバーを指で引き上げて簡単に開けられる。

 
ルノー・トゥインゴGT(FF/5MT)【試乗記】の画像
欧州ではオプション扱いの、大きなサンルーフ。手動のシェードが付く。
欧州ではオプション扱いの、大きなサンルーフ。手動のシェードが付く。

試乗車の右ハンドル仕様は、日本ではなく英国の仕様。ウィンカーレバーは左、ワイパーは右にくる。ホーンスイッチが左レバー先端に固定されているのは朗報だ。ステアリングホイールのパッド上など、動いてしまう部分に無いことは好ましい。これも、元をただせばフランス車の古典的流儀のひとつである。

同じくフランス車のよさを知らしめるのはシート。一見平板に見える座面と背もたれの関係も、座ってみればクッションはソフトで面圧の配分は絶妙。腰はすっぽりと納まって柔らかく固定される。言うまでもなく、背もたれへの面圧配分も十分だ。初期のメガーヌよりも良好かもしれない。この日、たまたま某国産ミニバンのテストも並行して行ったが、もうそのミニバンのシートには座りたくなくなってしまったくらいだ。

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