日産が国内ディーゼル本格参入、「エクストレイル」に新グレード追加

2008.09.04 自動車ニュース

日産が国内ディーゼル本格参入、「エクストレイル」に新グレード追加

日産が国内ディーゼル本格参入、「エクストレイル」に新グレード追加

日産自動車は2008年9月4日、ポスト新長期規制に適合したクリーンディーゼルエンジン搭載の「エクストレイル20GT」を発表。9月18日から販売を開始する。

「M9R」エンジンのカットモデル。
日産が国内ディーゼル本格参入、「エクストレイル」に新グレード追加

■トルキーなエンジン

2009年10月から日本で導入される「ポスト新長期規制」は、米国の「Tier2 Bin5」と並び、世界で最も厳しい排ガス規制の一つとされる。国内自動車メーカー間では、この「ポスト新長期規制」に適合したエンジンが一般に「クリーンディーゼルエンジン」と呼ばれている。
このたび発表された「エクストレイル20GT」は、このクリーンディーゼルを搭載するグレード。欧州ではすでに販売されているディーゼルモデルから日本仕様としていくつかの改良がなされ、搭載車を他社に先駆けて、いち早く日本市場に投入した。

「20GT」が搭載するM9R型エンジンは、2リッター直4のターボチャージャー付きディーゼルユニット。最高出力173ps/3750rpm、最大トルク36.7kgm/2000rpmを発生する。「フェアレディZ」などに搭載されるVQ35HRエンジン(最大トルク36.5kgm)同等のトルキーな特性がウリで、高速道路での追い越し加速や、山道などでの登坂路で威力を発揮するという。


日産が国内ディーゼル本格参入、「エクストレイル」に新グレード追加の画像
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■環境にも財布にも優しい

同時にM9Rエンジンは、クリーン性能も強くアピールされる。ピエゾインジェクターを用いたコモンレールシステムや排ガスを冷やして燃焼温度を下げるEGRクーラー、空気と燃料をより均一に混ぜるためのダブルスワールポートなどが採用され、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の発生が抑制される。
日本仕様ではポスト新長期規制に対応するため、NOx浄化性能を向上させるリーンNOxトラップ触媒を新たに採用。さらにエンジン制御もより緻密に行われるという。

気になる燃費もカタログ値(10・15モード)で、15.2km/リッターを記録。同等出力のガソリンエンジンと比べ、約3割燃費が向上し、CO2排出量は約2割削減できると謳われる。燃料は当然軽油になるため、国内では燃料代が安くなるのはもちろんのこと、燃料製造の過程でガソリンより軽油はCO2排出量が少ないという理由で環境にも優しい。


日産が国内ディーゼル本格参入、「エクストレイル」に新グレード追加の画像

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■トランスミッションは6段MTのみ

バランサーシャフトの採用などで、ディーゼルエンジンでは問題となりがちな、振動なども抑えられているという新エンジンではあるが、日本仕様は欧州仕様と比較し、ボディの遮音性がより高められるのも特徴。アイドリング時は気になる部分もあるが、走行時はガソリンエンジン同等の騒音レベルであるという。

エクステリアは、フロントマスクにユーロバンパーが据えられるなど、他のグレードと差別化される。インテリアではシートやルーフトリムがクロスになり、ポップアップステアリングの代わりにチルト&テレスコピックステアリングホイールが備わるなど、若干“ツール感”は薄まり、インテリジェントキー、イモビライザー、6スピーカーが標準装備されるなど、上級グレードとして扱われる。

駆動方式は4WDで、他グレード同様に電子制御四駆システム「4×4i」を採用。組み合わされるトランスミッションは6段MTのみ。価格は299万9850円で、エクストレイルとして最も高価に設定された。

(webCG 本諏訪)

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