【スペック】全長×全幅×全高=4735×1815×1685mm/車重=1880kg/駆動方式=FF/交流同期電動機(122ps、26.5kgm)/トヨタFCスタック(90ps)/最高速度=155km/h/航続距離(10・15モード)=約830km

トヨタFCHV-adv(FF)【試乗記】

フツーの道をフツーに走れる 2008.09.02 試乗記 トヨタFCHV-adv(FF)

ガソリンハイブリッドカーだけにとどまらず、燃料電池車の開発にも手を抜かないトヨタが最新の燃料電池ハイブリッド車を発表した。新設計の高性能燃料電池「トヨタFCスタック」を搭載した「FCHV-adv」を一般道で試した。

開発から12年

トヨタのすごいところは、ハイブリッドカーで独走状態にありながら、それ以外のエコカーでも世界最先端にいることだ。
そのひとつが水素をエネルギーにした燃料電池自動車で、1996年に第1号車を開発。2001年には得意のハイブリッドシステムを組み合わせて航続距離を大幅に伸ばすとともに、公道テストを開始すると、翌2002年12月には限定販売を始め、2005年には日本で初めて形式認定を取得している。

さらにトヨタはグループ会社とともにバス、フォークリフト、軽自動車での開発も進行。バスでは2003年に東京都交通局と組んで営業運転を開始し、3年後には中部国際空港にも活躍の場を広げている。

専用開発モデルのリース販売を始めたホンダとともに、トップ争いをしているといっていいかもしれないトヨタ。その最新作が今年発表された「FCHV-adv」だ。
FCは燃料電池(フューエル・セル)、HVはハイブリッド・ビークル、そして最後の3文字はアドバンスの略である。

advを名乗る理由としては、極低温での始動性向上がある。燃料電池は水素と酸素から電気と水を生み出す。寒冷地ではこの水が凍結して走れなくなってしまうのだが、新型は−30度での始動を実現したという。さらに航続距離も、燃料電池の経済性を25%向上させ、水素タンクの容量を約2倍にアップしたことで、10・15モードベースで約830kmを達成している。

90kwを出力する新設計の高性能燃料電池「トヨタFCスタック」。
90kwを出力する新設計の高性能燃料電池「トヨタFCスタック」。
「FCHV-adv」には、衝突事故などで起こる水素漏れを防ぐため、フロント、リア、サイドに衝突センサーを設置するほか、トヨタFCスタック、水素タンクおよびキャビン上部に水素センサーを設置。水素漏れを検知すると、タンクのバルブを閉じ、安全を確保する。
「FCHV-adv」には、衝突事故などで起こる水素漏れを防ぐため、フロント、リア、サイドに衝突センサーを設置するほか、トヨタFCスタック、水素タンクおよびキャビン上部に水素センサーを設置。水素漏れを検知すると、タンクのバルブを閉じ、安全を確保する。

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