【スペック】全長×全幅×全高=4825×1825×1470mm/ホイールベース=2775mm/車重=1550kg/駆動方式=FF/2.5リッター直4DOHC16バルブ(160ps/5700rpm、21.7kgm/4500rpm)+交流同期電動機(143ps、27.5kgm)/価格=317万円(テスト車=350万750円/ステアリングスイッチ+HDDナビゲーションシステム&音声ガイダンス付きカラーバックガイドモニター=33万750円))

トヨタ・カムリ ハイブリッド“Gパッケージ”(FF/CVT)【試乗記】

洗練の果て 2012.01.04 試乗記 トヨタ・カムリ ハイブリッド“Gパッケージ”(FF/CVT)
……350万750円

高い燃費性能をうたう「カムリ ハイブリッド」で長距離ドライブを決行。東京から福島までの往復約800kmで、その走りと燃費を試した。

みんながほめるクルマ

大変に評判がいいのだ。「トヨタ・カムリ ハイブリッド」に乗った人が、口々に走りの洗練ぶりをほめる。トヨタの世界戦略車で北米での人気が高いとはいえ、日本では全然売れていない地味なセダンである。いったい何がクルマ好きの心をつかんだのだろう。

外見は、なかなか悪くない。高級なセダンです、と主張しているようだ。空力を考えると工夫の幅は小さく、例えばフロントフェンダー前部の形状などはこうするしかない。それでも、はっきりとエッジを際立たせたフォルムは、先代型よりもクールさを前面に押し出す。前のめりな姿勢はスポーティーさを強調する。それでいて、安心感のあるデザインなのだ。トヨタのセダンなのだから、奇矯なところがあってはいけない。枠を外さないことも、続けるうちにひとつの方向性にも見えてくる。

ただ、デザインが絶賛ポイントではあるまい。ほめられているのは、走りなのだ。日本で販売されるのはハイブリッドモデルだけなのだから、そのシステムのデキが重要なファクターとなる。動力性能や気持ちよさだけでなく、燃費性能も良くなければ価値は半減する。しっかり計測するため、ロングドライブを敢行することにした。

しかし、試乗に与えられた日程が日曜日だった。観光シーズンの休日に箱根や秩父などの関東近郊に出掛けたら、間違いなく渋滞にハマって距離は伸びないだろう。比較的混雑の少ないと思われる、東方面を目指すことにした。首都高から常磐道に乗り、福島に向けて走った。マルチインフォメーションディスプレイで航続可能距離を表示させると、900キロを超えている。そんな長距離を走れるのだろうか。燃料タンクの容量は、65リッターである。


トヨタ・カムリ ハイブリッド“Gパッケージ”(FF/CVT)【試乗記】の画像
エンジンフードを一段高くすることで、厚みのある堂々としたフロントマスクを表現したという。
エンジンフードを一段高くすることで、厚みのある堂々としたフロントマスクを表現したという。
「カムリ ハイブリッド」には、16インチタイヤを履く素のモデルのほか、テスト車の「Gパッケージ」(写真)と、ナビゲーションシステムや本革シートなどを装備する「レザーパッケージ」が用意される。
「カムリ ハイブリッド」には、16インチタイヤを履く素のモデルのほか、テスト車の「Gパッケージ」(写真)と、ナビゲーションシステムや本革シートなどを装備する「レザーパッケージ」が用意される。

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