【スペック】全長×全幅×全高=4740×1775×1660mm/ホイールベース=2750mm/車重=1650kg/駆動方式=4WD/2リッター水平対向4 DOHC16バルブ・ターボ(225ps/5600rpm、33.2kgm/4400rpm)/価格=278万2500円(テスト車=347万250円)

スバル・エクシーガ2.0GT(4WD/5AT)【ブリーフテスト】

スバル・エクシーガ2.0GT(4WD/5AT)【ブリーフテスト】 2008.08.26 試乗記 ……347万250円
総合評価……★★★★★

7人乗りだがミニバンにあらず。スバルの2ボックス7シーター「エクシーガ」のトップグレードとなる「2.0GT」で、ミニバンとは違う、その走りと居住性を確認する。

快適なピープルムーバーはミニバンだけじゃない

東京モーターショーには、「エクシーガ」の名を冠するコンセプトカーが実に3回も出展されている。初出はというと1995年の「α-エクシーガ」までさかのぼる。2ボックス3列シート車という同様のコンセプトで生まれた「日産プレーリー」「三菱シャリオ」が、名前を変えつつミニバン化していくなか、「エクシーガ」は10年以上前のコンセプトそのままで世に放たれたわけである。それは時代遅れのクルマなのか? 今回の試乗では、ミニバン全盛の現代におけるエクシーガの存在価値を考えさせられた。

まず、2ボックスボディはモノフォルムミニバンよりも、安全運転におけるメリットが多く享受できると感じた。自動車教習所の多くがスタンダードなセダンを教習車として使っている現況で、このドライビングポジションと視界は、万人が運転しやすいと感じるものだろう。昨今話題にのぼることの多い燃費に関しても、トールミニバンよりは、全面投影面積が小さいクルマのほうが有利なはずである。
そしてエクシーガに関して特筆すべきなのは、走りにおける満足度が非常に高いこと。山道を走っても、ボディがしっかりついてくる感覚があり、運転が存分に楽しめる。さらに、2列目3列目の居住性も良好で、同乗する仲間に同情する必要もない。「室内はとにかく広くないと」という人にはあまり向かないが、適度な囲まれ感を心地よく感じる人も少なくないはずだ。

スバルは「エクシーガ」のカタログやウェブサイトで、同車を「ミニバン」と呼んでいない。このクルマの存在で、ついに「快適なピープルムーバーはミニバン」だけじゃなくなったのだ。

コンセプト、パッケージング、シャシーとエンジンのバランス、いずれをとっても好印象。価格も含めて、個人的にはここ数年で最も感動したクルマである。


スバル・エクシーガ2.0GT(4WD/5AT)【ブリーフテスト】の画像
3列目シートからの眺め。後席にいくに従い座面が上がるレイアウトと、パノラミックガラスサンルーフが奏効し、窮屈な感覚はあまりない。
3列目シートからの眺め。後席にいくに従い座面が上がるレイアウトと、パノラミックガラスサンルーフが奏効し、窮屈な感覚はあまりない。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

エクシーガの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • スバル・エクシーガ2.5i EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2012.8.29 試乗記 スバル・エクシーガ2.5i EyeSight(4WD/CVT)
    ……298万7250円

    「エクシーガ」がマイナーチェンジを受けた。安全装備を充実させ、「レガシィ」で採用された新2.5リッターエンジンを搭載。スバルの7人乗りミニバンの走りやいかに?
  • ルノー・ルーテシア インテンス(FF/6AT)【試乗記】 2017.2.9 試乗記 マイナーチェンジを受けた「ルノー・ルーテシア」に試乗。弟分「トゥインゴ」の、日本での人気の高まりもどこ吹く風で、本国フランスでは2016年ベストセラーカーの座を射止めたその実力とは? 愛される理由はどこにある?
  • スバル・エクシーガ2.0i-L(4WD/CVT)【試乗記】 2009.11.12 試乗記 スバル・エクシーガ2.0i-L(4WD/CVT)
    ……303万4500円

    「レガシィ」の血を引く、スバルの7シーターモデル「エクシーガ」が小変更を受けた。新開発のCVTを搭載する、2リッターNAモデルの走りを試す。
  • スズキ・スイフト【試乗記】 2017.2.7 試乗記 累計販売台数は530万台というスズキの世界戦略車「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州の道で開発されたというスズキのグローバルコンパクトは、思わずいろいろと語りたくなるようなクルマとなっていた。
  • トヨタC-HR【試乗記】 2017.1.27 試乗記 “新しいクルマづくり”こと「TNGA」が採り入れられた、新世代商品の第2弾モデルとなる「トヨタC-HR」。世界的に成長を続けるコンパクトSUV市場での巻き返しを図って投入された、ニューモデルの実力を測る。
ホームへ戻る